ヴォルフスブルク戦にフル出場したハノーファーMF清武 [写真]=Getty Images
日本代表DF酒井宏樹、同MF山口蛍、同MF清武弘嗣が所属するハノーファーは、3月1日に行われたブンデスリーガ第24節でヴォルフスブルクと対戦し、0-4で敗れた。試合後、フル出場した清武が取材に応じている。
前節、日本人3選手が初めて揃って先発したハノーファーはシュトゥットガルトに2-1の逆転勝利を収め、9試合ぶりの白星を手にした。今節も3人が揃ってスタメンに名を連ねたが、ドイツ代表MFアンドレ・シュールレにハットトリックを許すなど大敗を喫し、連勝を逃した。
試合を振り返った清武は、「ヴォルフスブルクは強かったですね。やっぱり、上手いです。相手は一つ飛ばしでどんどんパスを回していって、オレも走らされてボールに(プレッシャーをかけに)行けないし。(DF)ラインを上げられないし、いろいろゴタゴタが続いてハーフタイムに入って。また後半もゴタゴタになった感じですね」と、ヴォルフスブルクの強さを認め、前半の課題をハーフタイムに修正できなかったと述べた。
15分には清武の絶妙なスルーパスからFWケナン・カラマンが好機を迎えたが、シュートはGKに阻まれた。「決めてほしいです。ああいうチャンスは滅多にないから。ああいうのをものにしないと勝てないし。何回チャンスを作っても、シュートが入らなかったら意味ないので。そこはまた明日話して、やっていければいいかなと思います」と、少ないチャンスをものにしていかなければならないと主張している。
このシーンも含め、開始20分はしっかりとパスを繋いで攻め込む場面が見られたハノーファー。「(攻撃的なポジションの選手たちが)若いから最初はガンガンいけるんですよ」と話す清武は、「そこからやっぱり、ゲームをコントロール出来る人がいるとか、試合を通してコントロールできるという選手がまだ、いない。今は、前の選手ではオレが(年齢は)一番上気味なので。あとは、若い選手ですし。そこで勢いがあるというのはすごく良いですけど、そのなかで仕留めらえる力は今のところ…」とコメント。試合全体をコントロールできる選手が欠けているとの見解を示した。
同選手は24分にファールを受けたシーンで太腿を強打。「そこからもう、一気に動かなくなりましたね。前半はなんとか行けましたけど、後半は寒くて、ダメでしたね。全然動けなかったです。(太腿の)前側で、ひざのすぐ上なので。ひざも痛いし、寒いし。温まれば良かったんですけど、もうガチガチでしたね」と、足を痛めたことで後半は思うようなプレーができなかったと明かし、「でも、もう切り替えないといけない。次、ですね」と次戦に向けて気持ちを切り替えた。
最下位に沈むハノーファーの次節は5日、残留を争う16位ブレーメンと敵地で対戦する。
By サッカーキング編集部
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