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28歳の指揮官と対戦したドルト・トゥヘル監督「52歳になった気分」

2016.03.01

ドルトムントのトゥヘル監督(左)とホッフェンハイムのナーゲルスマン監督(右) [写真]=Bongarts/Getty Images

 2月28日に行われたブンデスリーガ第23節で、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントはホッフェンハイムと対戦し、3-1の勝利を収めた。試合後、チームを率いるトーマス・トゥヘル監督がインタビューに応えた。ドイツ誌『キッカー』日本語版がコメントを伝えた。

「若手の監督だと思っていたのだがね、まるでもう52歳にでもなった気分だったよ」

 42歳のトゥヘル監督がそう振り返ったのは、週末に行われたブンデス史上最年少監督ユリアン・ナーゲルスマン監督(28)との初対決だ。

 かつてアウグスブルクII時代にトゥヘル監督の下、分析担当を務めた経験を持つナーゲルスマン監督は、予想どおりドルトムントに高いキープ率を許しながらも、ダブルボランチを5バックの前に壁として配置する戦略を選択した。

 ナーゲルスマン監督が「ドルトムントにあまり解決策を見出させなかったよ」と試合後に振り返ったように、ホッフェンハイムは2位を相手にスムースにディフェンスを実践してみせ、さらに素早い切り返しからチャンスを作り出し、先制点を挙げることにも成功。「確かにキープ率では下回ったが、しかし我々の方がより良いチャンスを作り出していたし、2-0にする可能性だってあったよ」と胸を張っている。

 なお、試合の途中で選手たちがメモを回し読みする姿が見受けられたが、これは「ドルトムントがプレーを展開していく手法を、少し変更していたからなんだよ3人で展開していたところを4人に増やした。それで守備の調整を行ったのさ」と説明した。

 そのホッフェンハイムについて「気持ちの入ったプレーをみせ、非常に組織化されていた」との印象を語ったトゥヘル監督は、「メモを見て、それをちゃんと実践に移すことができる。これは数週間前、17位にいた頃のホッフェンハイムでは、そこまでのことはできなかっただろう」と賛辞を贈った。

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By kicker日本語版

ドイツ最大のサッカー専門誌『kicker』日本語版

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