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清武不在で6連敗…残留に向け覚悟を決める酒井宏「もうやるしかない」

2016.02.07

マインツ戦に先発出場した山口蛍(左から2人目)と酒井宏樹(右から2人目) [写真]=Bongarts/Getty Images

 ブンデスリーガ第20節が6日に行われ、日本代表MF山口蛍、同DF酒井宏樹、同MF清武弘嗣が所属するハノーファーは、ホームで同FW武藤嘉紀が所属するマインツと対戦し、0-1で敗れた。試合後、山口と酒井宏が記者団の取材に応じた。

 最下位のハノーファーはこの日の敗戦で泥沼の6連敗。酒井宏も出口の見えないトンネルが続く状況に、一言で言えば「苦しいですね」と肩を落とした。この試合が終わると、シュトゥットガルト、アウクスブルク、ブレーメンなど中位、下位クラブとの直接対決が増える。負けられない連戦を前にホームで勝点を獲得できなかったことで「喪失感がすごく大きな試合ですし。あれだけ今日にかけて、みんなで練習してきた中で…」と言葉が詰まってしまった。

 リーグ戦2試合連続で先発出場を果たしながら、無念の前半途中交代となった山口。4-3-1-2の右MFについては「得意としているポジションではない」と話しながらも、「与えられたポジションでできていない自分が悪いとは思います」と苦しい心境を吐露した。また、チームとしてのプレースタイルについても「こんなに速くカウンターに行くっていうのは自分の中では初めての経験」だと語り、パスをつなぐ意識が強い日本との違いに苦戦しているようだ。

 一方で、酒井宏はチームが簡単にボールを失っている現状を危惧している。第18節のダルムシュタット戦では、敗れながらもパスをつないで攻めこむ場面が見られた。しかし、この日は序盤からミスが目立ち、相手に押し込まれる時間が続いた。これについて「こういう(ホームで勝点を取らなければいけない)プレッシャーがかかる試合で(パスをつなぐことが)できなくなるというのは、まだまだ全然覚悟が足らないと思います。もう2年も残留争いをしているので、どれだけそれが苦しいのか、みんなわかっているはず」と厳しい言葉を口にした。

 続けて「もっともっと覚悟をもってやっていいと思います。まあ、覚悟を持っていないということではないですが、本当にやらないと。今さらスイッチを切り替えても遅いですけど、もうやるしかないんだから、切り替えるしかないと思います」と自身は覚悟を決めてシーズンの後半戦に臨んでいるという。

 前半終了間際には個人技で右サイドを突破する場面もあった。それについては「シュートで終われば良かった。シュートを打つ勇気がなかった」と話し、「DFだろうが、シュートのチャンスはあります、そういうところをやっていければと思います」と気持ちの面で見せていくことが重要だと述べた。

 チームのエースナンバー10を背負う清武はまもなく復帰するとみられるが、不在の間にチームも低迷してしまった。それでも酒井宏は「みんなでキヨくんの帰りを待っているわけにはいかない。移籍市場も閉まりましたし、このメンバーでやるしかないので、頑張っていきたいなと思います」と後半戦に向けて改めて意気込みを語った。

 次節、ハノーファーは敵地で日本代表MF香川真司が所属するドルトムントと対戦する。

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By サッカーキング編集部

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