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原口先発のヘルタ、2点差を守り切れず…ブレーメンと痛恨ドロー

2016.01.31

先発出場した原口元気 [写真]=Bongarts/Getty Images

 ブンデスリーガ第19節が30日に行われ、ブレーメンと日本代表MF原口元気が所属するヘルタ・ベルリンが対戦。原口は先発出場を果たした。

 リーグ後半戦初戦だった前節、ホームでアウクスブルクとスコアレスドローに終わったヘルタ・ベルリン。リーグ戦4試合負けなしで3位につけるが、上位との勝ち点差を詰めていくためにも勝利が欲しい一戦に臨む。対するブレーメンは16位に沈んでいるが、前節ではシャルケに3-1と快勝し、リーグ再開を上々の形で迎えた。

 均衡を破ったのはアウェーのヘルタ・ベルリンだった。29分、敵陣左サイドでボールを持ったウラジミール・ダルダが思い切りよく右足を振り抜き、強烈なロングシュートを突き刺した。さらに42分には、ペナルティーエリア右手前からのFKをマルヴィン・プラッテンハルトが直接決め、リードを2点に広げた。前半は2-0で終了した。

 後半に入ると、ブレーメンが反撃。67分、フィン・バルテルスが敵陣中央からのドリブル突破でペナルティーエリアに差し掛かり、左足シュートを決めて1点差に詰め寄る。しかし4分後、ヘルタ・ベルリンは左サイドからのクロスにファーサイドで反応したサロモン・カルーが押し込んで再び2点差に。残り20分弱でスコアは3-1となった。

 ヘルタ・ベルリンが勝利を決定付けたかに思われたが、ブレーメンが粘りを見せた。まずは75分、PKをクラウディオ・ピサーロが決めて再び1点差に迫ると、2分後には右CKからサンティアゴ・ガルシアがヘディングシュート。ゴール方向へ飛んだボールをピサーロが押し込み、ついに同点に追いついた。

 連続ゴールで2点差を追いついたブレーメンが引き分けに持ち込み、試合は2-2で終了。勝ち点1を分け合う結果に終わった。なお、先発出場の原口は69分に途中交代している。

 2試合連続の引き分けに終わったヘルタ・ベルリンは勝ち点を34に伸ばしたものの、2位ドルトムントとの差は10に開いた。次節は2月6日、ドルトムントとの上位対決をホームで迎える。一方、勝ち点1をもぎ取ったブレーメンは次節、2月5日にボルシアMGとのアウェーゲームに臨む。

【スコア】
ブレーメン 3-3 ヘルタ・ベルリン

【得点者】
0-1 29分 ウラジミール・ダルダ(ヘルタ・ベルリン
0-2 42分 マルヴィン・プラッテンハルト(ヘルタ・ベルリン
1-2 67分 フィン・バルテルス(ブレーメン
1-3 71分 サロモン・カルー(ヘルタ・ベルリン
2-3 75分 クラウディオ・ピサーロ(ブレーメン
3-3 77分 クラウディオ・ピサーロ(ブレーメン

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