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“第二の人生は医者”発言に驚きのマインツ地元紙、武藤の順調な適応を紹介

2016.01.12

マインツに所属するFW武藤嘉紀 [写真]=Bundesliga/DFL via Getty Images

 日本代表FW武藤嘉紀が所属するマインツの地元紙『Allgemeine Zeitung』が、マインツに加入して初めてのウィンターブレークを迎えている武藤を特集する記事を掲載。武藤を「前半戦で飛び抜けていた選手の1人」と称え、「ピッチ外でも、不自由することは日に日に少なくなっている」と、新しい環境に順調に適応しつつある姿を伝えている。

 同紙によると、今も通訳が全面的にサポートしているが、「必死にドイツ語を勉強して、全てではないが大分理解できるようになってきた」という武藤は、「もっとドイツ語が上手くならないと。というのも、ここの生活や文化は(日本とは)全く違うものですから。今では、1人で買い物にも行けるようになった」と答え、日常生活にはほとんど支障がないことをうかがわせている。

 慶應の経済学部を卒業した武藤にとって、ドイツ語の習得はそれほど難しいことではないと見る同紙だが、「もしもサッカー選手になっていなかったら?」という質問に対して、武藤から「医者」と返ってきたことを“驚きの回答”と表現。続いて、武藤の「医者であるおじから、つねに『医者になった方がいい』と言われ続けているんですよ」という発言を引用し、現役引退後に医師の道へと進む可能性を否定しなかったことを紹介した。

 ドイツでは医学部に進学するには、アビトゥーアと呼ばれる大学入学資格を兼ねた高校卒業試験で高い得点を取る必要があることから、すでにドイツでもエリート・サッカー選手として認識されている武藤であっても、“第二の人生は医者”発言は、驚きをもって受け取られているようだ。

 本業のサッカーに話を移すと、武藤が日本のサッカーとの違いとして挙げたのは、激しい競り合いとスピーディーな試合展開、持久力の3つ。それらに対応するため、武藤は「相手よりも一歩先にボールを触ること」と、「敵より自分の体が小さいことがほとんどなので、最初のボールタッチでそこから走り去ること」を追及する課題として答えている。

 前半戦7ゴールを挙げたことについて「決めなければいけないチャンスで決められなかった」と満足はしていない様子だが、同紙は、決定力向上のチャンスは十分にあると、武藤の今後に大きな期待を寄せている。

 太ももに張りが出て「肉体的には限界だった」という武藤だが、「試合に出るチャンスがあるなら、それを生かさないと」と、戦列を離れるという選択肢など頭になかったことを明かしている。

 同紙は、武藤がホームシックとは無縁で、日本の味が恋しくなった時にはフランクフルトに所属する日本代表MF長谷部誠とフランクフルトの日本食レストランへと繰り出していることも紹介している。

 マインツは現在スペイン・マルベリャでキャンプを張っているが、マンチェスター・Uが武藤の獲得に乗り出したという報道が出るなど、武藤の身辺はにわかに騒がしい。だが、クリスチャン・ハイデル・マネージャーは同紙に対して「マンUからの接触はないし、それを求めることもない」ときっぱり。同紙は、「ハイデル・マネージャーは、武藤が、この冬の移籍市場では変わらず非売品であることを明確にした」と、移籍の可能性がないとの見方を示している。

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By サッカーキング編集部

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