追加点を決めたドルトムントMFムヒタリアン(中央) [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
DFBポカール3回戦が16日に行われ、アウクスブルクと日本代表MF香川真司の所属するドルトムントが対戦した。香川はベンチスタートとなった。
ドルトムントは、8月9日に行われた1回戦でケムニッツァー(3部リーグ)に2-0の勝利。10月28日に行われた2回戦ではパーダーボルン(2部リーグ)と対戦し、香川のゴールも含む7-1の大勝を収めた。3回戦はアウェーでアウクスブルクと対戦。今シーズンのブンデスリーガでは、すでに10月25日の第10節で対戦し、5-1の快勝を挙げている。
前半はドルトムントが主導権を握るが、得点はなかなか生まれない。40分、ヘンリク・ムヒタリアンのスルーパスに反応したピエール・エメリク・オーバメヤンがエリア内右でシュートを放つが、相手GKマルヴィン・ヒッツに阻まれた。前半はスコアレスで折り返す。
後半に入って58分、ドルトムントはアドリアン・ラモスを下げて香川を投入。するとその3分後の61分に試合が動く。ムヒタリアンがエリア内右へスルーパスを供給。相手DFにカットされるが、ウカシュ・ピシュチェクが詰めると、ボールはエリア内中央にこぼれる。それにいち早く反応したオーバメヤンがダイレクトで右足シュートを放ち、ゴール左隅に突き刺さした。オーバメヤンは今シーズン公式戦で27得点目となった。
先制で勢いに乗るドルトムントは66分に追加点を獲得する。香川のパスを受けたムヒタリアンが、エリア手前中央に持ち上がり右足を振り抜く。シュートは相手DFに当たってコースが若干変わり、ゴール右隅に決まった。反撃したいアウクスブルクは終盤に攻勢を見せるが、試合はこのまま終了。ドルトムントが2-0の勝利を収め、ベスト8に駒を進めた。
アウクスブルクは、19日に行われるブンデスリーガ第17節でDF酒井高徳の所属するハンブルガーSVと、ドルトムントは同日にFW大迫勇也とMF長澤和輝の所属するケルンと対戦する。
【得点者】
0-1 61分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(ドルトムント)
0-2 66分 ヘンリク・ムヒタリアン(ドルトムント)