ヴォルフスブルク戦でフル出場したマインツFW武藤嘉紀(右)[写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第12節が7日に行われ、日本代表FW武藤嘉紀の所属するマインツとヴォルフスブルクが対戦した。
前節のアウクスブルク戦は、武藤のハットトリックで何とか引き分けに持ち込んだマインツ。今節は、3位のヴォルフスブルクをホームに迎えて、4試合ぶりの勝利を目指す。ここ2試合で4ゴールと絶好調の武藤は11試合連続の先発出場で、3試合連続のゴールに期待がかかる。
試合は13分、ユリアン・ドラクスラーが浮き球に触ろうとするが、飛び出てきたゴンサロ・ハラの頭に足が入ってしまう。このプレーがレッドカードの判定で一発退場となり、ヴォルフスブルクは10人となった。なお、ハラにけがはなくそのままプレーを続けている。
すると31分、数的有利のマインツが先制に成功する。武藤のスルーパスでハイロ・サンペリオが左サイドに抜け出してクロスを供給。相手GKディエゴ・べナリオに弾かれるが、パブロ・デ・ブラシスがこぼれ球に合わせて無人のゴールに流し込んだ。前半はこのままマインツの1点リードで折り返す。
後半に入って66分、追加点を狙うマインツは、右サイドからのクロスに、武藤がニアサイドに飛び込むが、わずかに合わない。68分には、味方のロングボールでエリア内右に抜け出した武藤が中央へラストパスを送る。走り上がってきたユヌス・マッリが、相手DFに詰められてしっかり合わせる事ができず、シュートは枠の左に外れた。
75分、マインツがカウンターから追加点を奪う。武藤のパスを受けたマッリが、ワントラップから右足を振り抜き、シュートをゴール左隅に沈めた。武藤は今シーズンのリーグ戦で2アシストとなった。
試合はこのままタイムアップを迎え、ホームのマインツが2-0でリーグ戦4試合ぶりの勝利を収めた。敗れたヴォルフスブルクは連勝が3でストップ。なお、先制点の起点と2点目のアシストで2得点に絡んだ武藤はフル出場を果たした。
マインツは次節、代表ウィーク明けの21日にアウェーでFW大迫勇也とMF長澤和輝の所属するケルンと対戦。ヴォルフスブルクは同日にブレーメンをホームに迎える。
By サッカーキング編集部
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