ブンデス史上初の開幕10連勝を達成したバイエルン [写真]=Bongarts/Getty Images
バイエルンやヴォルフスブルクの指揮官としてブンデスリーガ優勝を勝ち取った経験のあるフェリックス・マガト氏は、同リーグにおいてバイエルンが圧倒的強さを誇っている現状を危惧している。3日、ドイツ誌『スポーツビルト』が報じた。
今シーズン、バイエルンは第10節まで毎試合勝ち点3を積み重ね、ブンデスリーガにおける開幕連勝記録を更新。10月30日に日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトに引き分けたものの、首位の座を明け渡す気配はまったくない。
そのためマガト氏は同誌とのインタビューで、「バイエルンをブンデスリーガから外すのはどうだろうか」と、自論を展開したという。
「ドイツでは何年にもわたってバイエルンがタイトル争いを独占している。だからヨーロッパの資金力に優れたビッグクラブたちだけの、新たな“ヨーロッパリーグ”を作ったほうがいい。唯一のフェアな解決策はそれしかないのだ」
マガト氏によれば、その新ヨーロッパリーグには「バルセロナ、レアル・マドリード、マンチェスター・C、パリ・サンジェルマンなどのクラブ」の参戦が望ましいとのことで、「もしみんなが望むのであれば、それは実現可能だ。もう1度言おう。バイエルンのような財政規模のクラブは、(ブンデスリーガ2部から昇格した)ダルムシュタットのようなクラブがいるリーグでは戦えない」とコメントしている。