ヘルタ・ベルリン戦にフル出場した長谷部誠 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第7節が27日に行われ、日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトと、同代表FW原口元気の所属するヘルタ・ベルリンが対戦した。両選手ともに先発出場し日本人対決が実現したこの一戦は1-1の引き分けに終わっている。
試合は22分に昨シーズンのブンデスリーガ得点王であるドイツ人FWアレクサンダー・マイアーが決めてフランクフルトが先制すると終盤までリードを守っていたが、82分にヘルタ・ベルリンのチェコ代表MFウラジミダール・ダリダが同点ゴールを決め、勝ち点1を分け合う結果となった。
先発し87分までプレーした原口は、59分にボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表FWヴェダド・イビシェヴィッチのシュートをアシストしたが、これはオフサイドを取られ得点とはならなかった。この場面以外では存在感を発揮することができず、地元紙『Berliner Zeitung』はパス待ちの姿勢を指摘している。
一方フル出場した長谷部は、らしからぬミス連発の低調な内容に終始。つねに長谷部への期待度が高い地元紙『Frankfurter Rundschau』からは、心配の声が上がった。
両選手の採点と寸評は以下の通り。(最高1点、最低6点)
■原口元気
対フランクフルト(1-1△)先発出場、87分交代
『Berliner Zeitung』
採点:なし
寸評:「味方からのボールを待つことが多かったが、パスが来ることは少なかった。後半に入り、左サイドから右サイドへとポジションを変えると、そこから頻繁に中央へ切れ込みオフサイドながらシュートをアシストした。だがその後は再び受けの姿勢に入り、無駄にボールを待つことになった」
■長谷部誠
対ヘルタ・ベルリン(1-1●)フル出場
『Frankfurter Rundschau』
採点:5
寸評:「いったい彼に何が? 試合も、自身のパフォーマンスもコントロールできていなかった。彼のようなベテランがチームをサポートすべきところだが、ミスがあまりにも目についた。本来の彼なら味方を助けるのだが」