ダルムシュタット戦に出場した香川真司 [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは27日に行われたブンデスリーガ第7節でホームにダルムシュタットを迎え、2-2の引き分けに終わった。トップ下で7試合連続の先発出場を果たし91分までプレーした香川が試合後、ブンデスリーガ公式サイトのインタビューに応じている。
1点のビハインドを背負って前半を折り返したドルトムントは、62分に香川のクロスを起点にガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンが決め同点に追いつくと、71分にはベルギー代表MFアドナン・ヤヌザイのスルーパスから再びオーバメヤンが決め逆転に成功する。ところが90分、セットプレーの流れから痛恨の同点弾を浴び土壇場で勝ち点3を逃した。
香川は、「(引き分けは)痛いですけど、これもサッカーだと思うし、相手もすごく研究してきてハードワークもしていた。最後まで諦めなかったし辛抱強く耐えていたので、受け入れるしかないですね」と終盤の失点によるドローを悔やみつつ結果を受け入れ、「特に前半うまく試合に入れてなくて、その中で失点してしまってビハインドを背負った状況で戦うのはどうしても苦労しますし、相手に自信を与えてしまいます。そういうのがここ2試合続いているのかなという気がします。うまくいかなかった時にどうやって戦うのかというのを、もっとチームとして考えていかないといけないかなという気がします」と試合への入り方にチームとして問題があると主張。
また、ハーフタイムにはトーマス・トゥヘル監督から、「こんな試合をしていてはダメだ。もっとゴール前に入っていけ。1枚じゃなくて、2枚、3枚じゃないと周りも空かないし怖さもないから、スピードアップをして、(ボールを)入れていけ」と檄が飛んだことも明かしている。
指揮官の言葉を受けてか後半は高い位置でボールをもらう場面が増えたが、「それもあったんですけど、でもやっていて難しいというか、距離感が悪かったです。前半もそうですけど、ボールを持ってもなかなか出しどころが見当たらなくて、今日は特に苦労しましたね」と話し、難しい試合だったと振り返った。
ドルトムントは10月1日にアウェーで行われるヨーロッパリーグ・グループステージ第2節でPAOK(ギリシャ)と対戦。そして同4日に行われるリーグ戦第8節で、王者バイエルンとの上位対決に臨む。
By サッカーキング編集部
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