第6節で対戦した原口(中央)と大迫(右) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第6節が22日に行われ、日本代表FW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンとFW大迫勇也とMF長澤和輝が所属するケルンが対戦した。原口は右サイドで、大迫はトップ下で先発出場、長澤はベンチ外だった。
ヘルタ・ベルリンは、前節のヴォルフスブルク戦に敗れてシーズン2敗目を喫した。今節は本拠地ベルリン・オリンピアシュタディオンで行われるため、ホーム2連勝を飾りたいところ。一方、前節のボルシアMG戦で今シーズン3勝目を挙げたケルンも、敵地で今シーズン初の連勝を目指す。
最初にチャンスを作ったのはアウェーに乗り込んだケルン。16分、右サイドでFKを獲得すると、クロスボールに飛び込んだケヴィン・フォクトがヘディングシュートを放ったが、ここは決めきれなかった。
一方、ホームのヘルタ・ベルリンも攻めこむ。23分、右サイドを突破した原口がエリア右横から折り返しを送ると、ニアに走りこんだサロモン・カルーが右足で合わせたが、ここはGKトーマス・クラフトに止められてしまった。
ケルンは33分にもチャンスを作る。エリア右手前まで持ち込んだレオナルド・ビッテンコートが右足でミドルシュートを放ったが、ボールはわずかにポストの左に外れてしまった。
43分、遂に試合が動く。ヘルタ・ベルリンが左サイドから攻め込むと、マルヴィン・プラッテンハルトのクロスをヴェダド・イビシェヴィッチが合わせてゴール。ヘルタ・ベルリンが先制に成功した。このまま1-0で前半終了を迎える。
後半立ち上がりの53分、ヘルタ・ベルリンが最初にチャンスを作る。エリア内左に進入したカルーが右足でシュートを狙ったが、ここはGKティモ・ホルンがなんとか弾き返した。
追いつきたいケルンは60分にパヴェウ・オルコフスキを下げてシモン・ツォラーを、64分に負傷したフォクトを下げてヤニック・ゲルハルトを投入した。直後の65分、エリア右横に抜けだしたツォラーの折り返しをゲルハルトが頭で合わせたが、ここはDFのブロックにあってしまう。
一方、ヘルタ・ベルリンは67分にヴァレンティン・シュトッカーを下げてヨハネス・ファン・デン・ベルフを、71分にカルーを下げてアレクサンダー・バウムヨハンをピッチに送り込んだ。
89分、ヘルタ・ベルリンは原口がベンチに下がり、トルガ・シゲルシが入った。後半アディショナルタイム4分、バウムヨハンのパスから最終ラインの裏に抜けだしたイビシェヴィッチがこの日2点目を決め、ヘルタ・ベルリンがリードを2点に広げた。
直後に試合終了のホイッスルを迎え、2-0でヘルタ・ベルリンが今シーズン3勝目を収めた。なお、原口は89分まで出場、大迫はフル出場を果たしている。
次節、ヘルタ・ベルリンは敵地で日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトと、ケルンはホームでインゴルシュタットと対戦する。
【得点者】
1-0 43分 ヴェダド・イビシェヴィッチ(ヘルタ・ベルリン)
2-0 90+4分 ヴェダド・イビシェヴィッチ(ヘルタ・ベルリン)
By サッカーキング編集部
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