ヴォルフスブルク戦に出場した乾貴士(右) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第19節が4日に行われ、日本代表のMF乾貴士とMF長谷部誠の所属するフランクフルトと、現在リーグで2位に位置するヴォルフスブルクが対戦した。
前節、リーグ戦で無敗だったバイエルンを4-1で破り、勢いに乗るヴォルフスブルク。対してフランクフルトは、前節1-4でフライブルクに敗れており、両者対照的なウィンターウィーク明けの試合を終え、今節を迎えた。乾と長谷部は前節に続きスタメン出場。冬の移籍でチェルシーから加入したドイツ代表MFアンドレ・シュールレは今節ベンチ外で出場はなかった
前半は両者見せ場を作るもチャンスを生かしきれず0-0で折り返したが、後半に試合を動かしたのは乾だった。
57分に乾が左サイドでボールを受けると、相手守備陣をドリブルで交わし、ペナルティエリア内にスルーパス。フリーでボールを受けたシュテファン・アイグナーが落ち着いてゴール左に流し込んだ。
反撃に出たいヴォルフスブルクだったが、長谷部を中心としたフランクフルトの献身的な守備の前になかなか決定機を生み出せずにいた。流れを変えるべく、ヴォルフスブルクは74分にニクラス・ベントナーとマルセル・シェーファーを同時に投入し勝負に出た。
同点弾が決まったのも試合終了間際だった。88分に左サイドからマルセル・シェーファーがクロスを上げ、中央でケヴィン・デ・ブルイネがそれに合わせた。
試合はそのまま1-1の引き分けで終了。長谷部と乾はともにフル出場を果たしたが、フランクフルトは、土壇場の同点弾で貴重な勝ち点3を取り損ねた結果となった。
フランクフルトは、次節アウェーでアウクスブルクと対戦。ヴォルフスブルクは次節ホームでホッフェンハイムと対戦する。
【得点者】
1-0 58分 シュテファン・アイグナー(フランクフルト)
1-1 88分 ケヴィン・デ・ブルイネ(ヴォルフスブルク)