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ドルト指揮官、敵地ベルリンでの死闘を覚悟「これは残留争いだ」

2014.12.12

ドルトムントを率いるクロップ監督 [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images

 日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは、13日に行われるブンデスリーガ第15節で、同代表MF細貝萌とFW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンと対戦する。11日にユルゲン・クロップ監督が同試合に向けてコメントを残した。日本語版クラブ公式サイトが伝えている。

 ドルトムントは同じく下位に低迷するヘルタ・ベルリンと敵地で対戦する。ここまで14ポイントしか獲得できていないため、今節もチームに継続性を求めたクロップ監督は、直近4試合で積み上げた勝ち点7を「十分ではない」と認めつつ、チームの方向性は間違っていないと指摘した。

 対戦相手のヘルタは今シーズンまずまずのスタートを切ったものの、思い通りの結果を残せず徐々に下降。最近5試合では4敗と調子を落としている。

 クロップ監督は11日に「これは残留争いだ」と語ったが、「自分たちが置かれた状況はわかっている。この試合は大きな一歩を踏み出すチャンスだ」と付け加えた。しかし、ヘルタも同じ姿勢で臨んでくることが予想されるため、同監督は「1対1の勝負に満ちた激しい試合になるだろう。マンマークでの対応もあり得る」と述べた。

 だからこそ、ハードワークをいとわない3選手の回復状況はドルトムントにとって朗報となった。ポーランド代表DFウカシュ・ピシュチェクは戦列復帰が確実視されており、10日にジョギングを行った元ドイツ代表MFセバスティアン・ケールと同代表DFマッツ・フンメルスも13日には出場できる可能性が高い。「2人とも間に合うよう願っているが、現時点ではなんとも言えないね」同監督は明かしている。

 クロップ監督はチームの進歩を実感しており、今後もブレずに戦い続けていくことを要求。「継続性に加え、自信を取り戻すことが必要だ」と締めくくった。ドルトムントは、同試合でヘルタを倒せば最高で10位まで浮上できる。

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