パーダーボルン戦で負傷したロイス [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
22日に行われたブンデスリーガ第12節で、日本代表MF香川真司とMF丸岡満のドルトムントは敵地でパーダーボルンと対戦した。
ドルトムントのドイツ代表MFマルコ・ロイスは同試合で、パーダーボルンのドイツ人MFマーヴィン・バカロルツから悪質なタックルを受け、右足首のじん帯を断裂して負傷交代。年内の公式戦出場が不可能となってしまったロイスが現在の心境を語った。26日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
ロイスにタックルを見舞ったバカロルツは、2010年から2013年までドルトムントに在籍。かつてのチームメートについて、ロイスは「彼は僕に謝罪をしてきた。あのファウルが意図的なものではなかったということ、そして彼が後で映像を見て愕然としてしまったというその言葉を信じている。だからもうこのテーマは片付けられたものだ」と話しているという。
また、戦列を離れなければならないことについて同選手は「新たにけがをしてしまったことに関しては、当然ながら失望している。チームにとって非常に大事な時期なのに、力を貸すことができないのだから」と悔しさもにじませていた。
ブラジル・ワールドカップ直前など、足首だけで今年4度目の負傷となったロイスだが、しかし前を向くことを忘れていない。
「僕のキャリアにおいて今年は、良い1年だったとは言えないだろうね。でも後ろを見たり、運命に不満を言ったりしても、何も意味がない。僕はいつも前を見つめ、ポジティブな考えを持つタイプなんだ。2015年は再び攻めていくよ。できるだけ早くチームを助け、ドルトムントを成功の道に連れ戻したいからね」