今夏PSGに移籍したネイマール [写真]=AMA/Getty Image
ブラジル代表FWネイマールのパリ・サンジェルマン(PSG)加入は、今夏のサッカー界最大のビッグニュースとなった。ここまでのところ、巨額の移籍金に見合った活躍を見せている同選手だが、PSGと契約を交わした際に幾つかの特例を認めるように要求していたことが分かった。フランス紙『ル・パリジャン』の記事を引用する形でドイツメディア『スポーツビルト』が伝えている。
ネイマールがまず求めたのは、バルセロナ時代から関係のあった同選手専属のフィジカルトレーナー2名もPSGが雇うこと。かつてPSGに所属していた元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチにも専属トレーナーがついていた。しかし、イブラヒモビッチのトレーナーは、必要に応じて他の選手の面倒も見ていたのに対して、ネイマールが連れてきたトレーナー達は、完全に同選手のみを担当することになっているという。
また、特別待遇はトレーニングの内容に関しても及んでいるようだ。ケガのリスクを軽減するために、ネイマールに対して練習中に激しいタックルでボールを奪いに行くことは禁止。また、守備に関するチーム練習を免除するという条項も契約書の中に盛り込まれているという。
同僚のウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニとペナルティキックをめぐって言い争いを起こすなど、チームメイトとの関係に疑問を投げかけられることの多いネイマール。一連の振る舞いが契約に基づいたものだとすると、ウナイ・エメリ監督をはじめ現場のスタッフは難しいチーム運営を強いられることになりそうだ。
(記事/Footmedia)
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