今季からマルセイユでプレーする酒井宏樹 [写真]=Icon Sport via Getty Images
リーグ・アン第6節が21日に行われ、レンヌと日本代表DF酒井宏樹が所属するマルセイユが対戦。開幕戦からスタメンが続く酒井はこの日も右サイドバックでスタメンとなった。
開幕5試合で1勝2分2敗と出遅れたマルセイユは敵地ながら、3試合ぶりの勝利がほしいところだが、開始8分にトラブル。直前のプレーで相手選手と接触があった酒井が、右太もも付近を痛めた様子を見せてピッチに座り込むと、続行不可能となりアンドレ・フランク・ザンボと交代を余儀なくされた。酒井はそのままトレーナーの肩を借りて、バックヤードへと直行した。
早々に交代枠を使う形となったマルセイユは42分に失点。ハイボールをマルセイユDFトマーシュ・フボチャンがヘディングでGKにバックパスで処理しようとしたところ、パスがショートし、拾ったジオヴァンニ・シオが流し込んで、ホームのレンヌが先制した。
しかし、直後にマルセイユはペナルティエリア内でフロリアン・トヴァンが倒されてPKを獲得。バフェティンビ・ゴミスが冷静に決めて、同点として前半を終えた。
後半に入って早々の50分にマルセイユは逆転に成功する。ピッチ中央をショートパスで縦に崩すと、抜け出したクリントン・エンジのラストパスをゴミスが決めた。しかし、マルセイユは65分にジネディーヌ・マシャクが2枚目の警告を受けて退場となり、数的不利となる。
押し込むレンヌの攻撃を耐えていたマルセイユだが、86分にフボチャンがリュドヴィク・バールを倒してしまい、PKを献上。カミル・グロシツキが落ち着いてゴール左へ流し込んで同点とされる。
畳み掛けるレンヌは2分後、左サイドでフリーとなっていたグロシツキのクロスをアドリアン・ユヌがヘディングで合わせてネットを揺らして逆転。これが決勝点となり、レンヌが3-2で逆転勝利を収めた。
酒井は終盤、ベンチに戻って試合を観戦しており、大きなけがではないことが予想されるが、日本代表の右サイドバックは内田篤人が右ひざの負傷で長期離脱中。現在行われているロシア・ワールドカップのアジア最終予選では、9月の2試合を酒井宏樹が右サイドバックを務めており、今回の負傷の状況によっては10月の2試合への影響も懸念される。
マルセイユは24日開催の次節でナントとホームで対戦する。
【得点者】
1‐0 42分 ジオヴァンニ・シオ(レンヌ)
1-1 44分 バフェティンビ・ゴミス(マルセイユ)
1‐2 50分 バフェティンビ・ゴミス(マルセイユ)
2-2 86分 カミル・グロシツキ(レンヌ)
3-2 88分 アドリアン・ユヌ(レンヌ)
By サッカーキング編集部
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