リヨンへの加入が迫っていたアデバヨール [写真]=Getty Images
リヨンの会長を務めるジャン・ミシェル・オラス氏が、トーゴ代表FWエマニュエル・アデバヨールとの交渉の舞台裏を明かした。19日付のスペイン紙『アス』など各国メディアが報じている。
エースのフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットを負傷で欠くリヨンは、アデバヨールとの契約締結に動いていることが報じられ、同選手の移籍は目前と見られていた。しかし17日、同クラブは新たなストライカーの獲得は行わないことを明言し、アデバヨールの加入は幻となった。
同紙によると、リヨンのオラス会長はアデバヨールとの交渉に関して、「給与の面で、アデバヨールは高額であったが、我々はいくつか譲歩していた」とコメント。契約が成立に至らなかった理由は、給与が原因ではないと明かした。
その上で同会長は、「彼は練習場へ行くための自家用ヘリコプター、専属シェフ、プール付きでコルシカ島を眺められる豪邸マンションの準備を求めてきた」とアデバヨールがクラブへ要求した条件を暴露。さらに、「我々が彼に背番号9のシャツを準備していると言ったとき、彼は10番を望んできた。10番はラカゼットの番号だ。その時我々は、いいかげんにしてくれと彼に言い、別れを告げたよ」と交渉の破談理由について説明した。
By サッカーキング編集部
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