ホームで行われたリーグ戦初の無得点となったパリ・サンジェルマン [写真]=Getty Images
リーグ・アン第26節が13日に行われ、パリ・サンジェルマンとリールが対戦した。
首位のパリ・サンジェルマンは、前節マルセイユとの“フランス・ダービー”を制し、今シーズン2度目のリーグ戦9連勝を達成。34試合無敗でリーグ記録を更新し続けている。前節決勝点を挙げたアンヘル・ディ・マリアやエディンソン・カバーニが先発出場。一方、5試合連続ゴールでリーグ戦21得点を挙げているズラタン・イブラヒモヴィッチはベンチ外となった。
最初にチャンスを作ったのはパリ・サンジェルマン。9分、ディ・マリアからのスルーパスを受けたジャン・ケヴィン・オギュスタンがGKと1対1の場面を迎え、右足でシュートを狙う。これはGKビンセンテ・エニアマの好セーブに遭い、先制点には至らない。
対するリールは20分、エリア外中央でボールを受けたヤシン・ベンジアが右足を振りぬく。これはゴール右上へ大きく外れてしまう。
37分、スルーパスに抜け出したディ・マリアがGKと1対1となるが、エリア外まで飛び出したGKエニアマが足で防ぎ、シュートにまでは至らない。さらに41分、右CKにファーサイドでレイヴィン・クルザワが頭で直接合わせるが、ゴール前で相手DFがクリアした。パリ・サンジェルマンが立て続けにチャンスを作ったが得点することができず、前半をスコアレスで折り返した。
後半に入ってもパリ・サンジェルマンの攻勢が続く。56分、左サイドからブレーズ・マテュイディがクロスを供給。GKエニアマがクリアしきれず、こぼれ球を拾ったカバーニが左足でシュートを打つが、ゴール上に外れた。
先制点がなかなか奪えないパリ・サンジェルマンは、ディ・マリアに代えてルーカス・モウラを投入。すると65分、マテュイディからパスを受けたルーカスが中央をドリブルで運び右足でミドルシュートを狙うが、GKにキャッチされてしまう。
87分にパリ・サンジェルマンに決定機が訪れる。ルーカスからボールを受けたマルコ・ヴェッラッティがスルーパス。抜け出したカバーニが左足でシュートを放つが、GKエニアマに阻まれる。さらにこぼれ球にルーカスが反応し右足でボレーシュートを放ったが、ゴール上に外れた。
試合は両チーム無得点のまま終了。パリ・サンジェルマンの連勝は「9」でストップしたが、リーグ戦無敗記録を「35」に伸ばしている。今シーズンホームで行われたリーグ戦では初の無得点となった。
パリ・サンジェルマンは16日に行われるチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグのチェルシー戦を挟んで、次節は敵地でランスと対戦。リールは次節、21日にホームにリヨンを迎える。
【スコア】
パリ・サンジェルマン 0-0 リール
By サッカーキング編集部
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