リーグ・アン第23節が1月31日に行われ、サンテティエンヌとパリ・サンジェルマンが対戦した。
パリ・サンジェルマンはここまで19勝3分け無敗、現在6連勝中と圧倒的な強さを誇り、首位を独走。対するサンテティエンヌは、ホームでは4試合負けなしで、リーグ6位につけている。
先にチャンスを作ったのはパリ・サンジェルマン。6分、左サイドでボールを持ったアンヘル・ディ・マリアがクロスを上げると、エリア内中央で待っていたズラタン・イブラヒモヴィッチが相手DFをかわして左足でシュートを放つが、ゴール上に大きく外れた。
サンテティエンヌも反撃に転じる。19分、味方とのパス交換で中央を突破したジャン・クリストフ・バエベックがエリア外から左足で強烈なミドルシュートを打つが、ゴール左上に逸れた。さらに24分には、左からのクロスをバエベックがニアサイドに飛び込んでヘディングでゴールを狙うが、これも枠を捉えられない。
35分にはパリ・サンジェルマンに前半最大の決定機が訪れる。ディ・マリアがエリア内中央へループ気味のパスを供給。走りこんでいたイブラヒモヴィッチがGKステファン・ルフィエと1対1の状況を迎え、右足のヒールで狙うがセービングに遭う。さらに、こぼれ球に反応したルーカス・モウラが右足でシュートを放つも、相手DFにブロックされ、先制点には至らない。
スコアレスで迎えた後半、最初にチャンスを作ったのはパリ・サンジェルマン。58分にディ・マリアからエリア内中央でパスを受けたイブラヒモヴィッチが細かい切り返しで相手DFをかわして左足でシュートを打つが、これは相手DFがブロック。こぼれ球をエリア外からダイレクトでベンジャミン・スタンブリが狙うも、強いシュートにはならず、GKルフィエにキャッチされた。
試合を動かしたのは、再三チャンスを作り出していたパリ・サンジェルマン。62分、スルーパスで右サイドを抜け出したセルジュ・オーリエがクロスを供給。中央でフリーになっていたイブラヒモヴィッチが冷静に右足のアウトサイドで流し込み、先制に成功する。
試合終了間際の後半アディショナルタイム2分、右サイドを抜け出したエディンソン・カバーニが右足で中央に折り返し、ディ・マリアが左足でシュート。これがエリア内にいたイブラヒモヴィッチの足元に流れ、右足で難なく合わせてパリ・サンジェルマンが追加点を挙げた。イブラヒモヴィッチはこれが今シーズン19点目で、得点ランクトップを独走している。
このまま逃げ切ったパリ・サンジェルマンが2-0でサンテティエンヌを下し、リーグ戦7連勝を飾った。これで開幕からの無敗記録を「23」に伸ばした。
次節、サンテティエンヌは4日に敵地でレンヌと、パリ・サンジェルマンは3日にホームでロリアンと対戦する。
【スコア】
サンテティエンヌ 0-2 パリ・サンジェルマン
【得点者】
0-1 62分 ズラタン・イブラヒモヴィッチ(パリ・サンジェルマン)
0-2 90+2分 ズラタン・イブラヒモヴィッチ(パリ・サンジェルマン)