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パリSGが敵地で逆転勝利…マルセイユとの仏版クラシコ制し首位守る

2015.04.06

決勝点のOGを誘発したイブラヒモヴィッチ [写真]=Getty Images

 リーグ・アン第31節が5日に行われ、マルセイユパリ・サンジェルマンが対戦した。

 前節、遂に首位に立ったパリ・サンジェルマンと3位マルセイユの直接対決。フランス版“クラシコ”である“ル・クラスィック”は白熱の展開となった。

 最初に試合を動かしたのは、ホームのマルセイユ。サイドチェンジのボールを受けた右サイドのディミトリ・ペイェがカーブのかかったクロスボールを供給。ファーサイドのアンドレ・ピエール・ジニャクが頭で合わせて、マルセイユが先制点を奪った。

 先制されたパリ・サンジェルマンにアクシデントが発生する。33分、ドリブルで駆け上がったダヴィド・ルイスがジニャクと競り合った末に左太ももを痛め、転倒。自ら途中交代を要求し、大きな不安が残る展開となってしまった。

 しかし、その直後に試合が動く。35分、パリ・サンジェルマンは中央のティアゴ・モッタがペナルティエリア手前左のブレーズ・マテュイディにパスを送る。マテュイディは、キックフェイントで相手DFをかわすと、右足で狙いすましたシュート。カーブのかかったボールは、GKがスティーヴ・マンダンダの左手と右ポストをかすめながらネットを揺らし、パリ・サンジェルマンが前半の内に同点に追いつく。

 このまま同点で前半を折り返すと思われた43分、再びスコアが動くことになる。ハーフウェーライン付近でパリ・サンジェルマンハビエル・パストーレマルコ・ヴェッラッティの横パスを受ける。しかし、ペイェがこのボールを狙っており、フリーになっていたジニャクにラストパス。そのままジニャクが中央を独走し、そのままゴール左下に流し込んだ。マルセイユが1点をリードして、前半を折り返す。

 リードを許したパリ・サンジェルマンだったが、後半立ち上がりのチャンスを生かす。49分、ペナルティエリア手前左でFKを獲得すると、キッカーはズラタン・イブラヒモヴィッチ。イブラヒモヴィッチは立ち足が滑り中途半端なシュートとなるが、エディンソン・カバーニに当たったこぼれ球をマルキーニョスが押し込み、再び同点に追いつくことに成功する。

 これで勢いに乗ったパリ・サンジェルマン。51分、パストーレが左サイドを突破すると、右足アウトサイドでラストパス。相手DFに当たったこぼれ球をイブラヒモヴィッチが詰めに行く。ジェレミー・モレルが先に触りクリアを試みるが、ボールは無情にも自陣ゴールに転がってしまい、パリ・サンジェルマンがオウンゴールで勝ち越しに成功。

 このまま試合は終了し、3-2でマルセイユを下したパリ・サンジェルマンが首位をキープしている。

 8日、マルセイユはボルドーとのリーグ第32節を戦い、パリ・サンジェルマンはクープ・ドゥ・フランスの準決勝でサンテティエンヌと対戦する。

【スコア】
マルセイユ 2-3 パリ・サンジェルマン

【得点者】
1-0 30分 アンドレ・ピエール・ジニャク(マルセイユ
1-1 35分 ブレーズ・マテュイディパリ・サンジェルマン
2-1 43分 アンドレ・ピエール・ジニャク(マルセイユ
2-2 49分 マルキーニョスパリ・サンジェルマン
2-3 51分 OG(ジェレミー・モレル)(パリ・サンジェルマン

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