FOLLOW US

2006年以来のメジャータイトル獲得…EURO制した伊代表のメンバーは15年前何してた?

2021.07.12

イタリア代表がEURO 2020を制した [写真]=Getty Images

 11日に行われたEURO2020決勝で、イタリア代表はPK戦の末にイングランド代表を下し、欧州王者に輝いた。

 EUROでは、自国開催だった1968年大会以来、53年ぶりの優勝。メジャータイトル獲得は、2006年のドイツ・ワールドカップ以来となる。では、15年前のW杯優勝当時、イタリアの選手たちは何をしていたのか。同国メディア『スカイスポーツ』が伝えているので紹介しよう。

[写真]=Getty Images

■ロベルト・マンチーニ監督

2018年5月に就任してから、3年でイタリア代表をEURO制覇へと導いたマンチーニ監督。2006年当時はインテルを率い、監督として初のセリエA優勝を果たした。その優勝を皮切りに、インテルではリーグ3連覇を達成。イタリア代表監督としても、来年のW杯制覇に期待がかかる。

■GK ジャンルイジ・ドンナルンマ

スーパーセーブを連発して、EURO2020の大会最優秀選手に輝いたドンナルンマ。同じ名前を持つジャンルイジ・ブッフォンの“後継者”として期待され、今回、大先輩も手にしたことがないEUROのトロフィーを獲得した。2006年当時は7歳で、ナポリの下部組織に在籍していた。

■DF ジョバンニ・ディ・ロレンツォ

今大会は、ウェールズ代表戦を除く全6試合に出場。セリエA初挑戦は24歳という遅咲きが、27歳にして欧州王者の一員となった。ドイツW杯当時は13歳で、ルッケーゼというクラブに所属していた。

■DF レオナルド・ボヌッチ

セリエAデビューは2006年5月。当時19歳だった青年は、インテルに所属し、マンチーニが監督を務めていた。それから15年、代表で恩師と再タッグを組み、EURO制覇を成し遂げるとは、なんという運命だろうか。

■DF ジョルジョ・キエッリーニ

「夢が叶った。本当に信じられない」。決勝後に喜びを語ったキエッリーニ。彼にとっては、2004年のデビュー以来、代表での初タイトルとなった。2006年当時は22歳。ファビオ・カペッロ監督率いるユヴェントスで1年目のシーズンを終えたばかりだった。

■DF エメルソン・パルミエリ

ブラジル生まれのエメルソンは、地元サントスのユースチームに所属し、2006年のW杯では“セレソン(ブラジル代表の愛称)”を応援していた。だが、2017年にイタリア国籍を取得。翌年9月のポルトガル戦でイタリア代表デビューを果たし、ついに欧州の頂点に辿り着いた。

■MF ジョルジーニョ

ジョルジーニョもブラジル生まれ。2006年のW杯終了直後、15歳で祖父母の故郷であるイタリアに移住すると、ヴェローナの下部組織に入団した。それからナポリを経由してチェルシーに入団。今季はチャンピオンズリーグとEUROの2大会で王者に輝いた。

■MF ニコロ・バレッラ

ファビオ・カンナバーロがW杯トロフィーを掲げたとき、バレッラは9歳。地元のクラブ、カリアリの下部組織に入団が決まったばかりだった。その後、17歳でトップチームデビューを果たすと、21歳でイタリア代表デビュー。22歳でインテルへのステップアップを果たし、24歳でEURO制覇を成し遂げた。

■MF マルコ・ヴェラッティ

ヴェラッティも早熟のプレーヤーで、地元ペスカーラでトップチームデビューを果たしたのは2008年、16歳のときだった。3年後にパリ・サンジェルマンへ移籍し、フランスではタイトルを総なめに。そして今回、イタリア代表で初のタイトルを獲得した。

■FW フェデリコ・キエーザ

今大会の決勝トーナメントで2得点を挙げて、評価をさらに高めたキエーザ。2006年当時は、フィレンツェ市近郊にあるセッティニャーノのサッカースクールに所属していた。父エンリコも現役選手として活躍。シエナに在籍していた。

■FW ロレンツォ・インシーニェ

ロベルト・バッジョ、アレッサンドロ・デル・ピエロ、フランチェスコ・トッティらが着用した背番号10を継承して、EURO2020に出場。ウェールズ代表戦を除く全6試合に出場し、ベルギー代表戦では美しいミドルシュートを決めた。そんなインシーニェは2006年にナポリの下部組織に入団。以来、15年にわたって籍を置く。

■FW チーロ・インモービレ

今大会は最前線での奮闘ぶりが目立ったインモービレ。2006年当時はまだ16歳だったが、ソレント・カルチョでゴールを量産し、2年後にはユヴェントスへの移籍を勝ち取った。2011-12シーズンには、ペスカーラでインシーニェ、ヴェラッティと共闘。セリエB優勝を経験した3人が、そろって欧州の頂点に立った。

■MF ブライアン・クリスタンテ

準決勝のスペイン代表戦を除く全6試合で途中出場を果たしたクリスタンテ。2006年当時は地元のアマチュアクラブに属していた。その才能を評価されて、2009年にミラン加入。複数クラブを渡り歩き、2019年からローマでプレーする。

■FW ドミニコ・ベラルディ

ドイツのベルリンでアッズーリがW杯トロフィーを掲げたとき、ベラルディはまだ12歳になっていなかった。それでも若くして才能を開花させ、サッスオーロの下部組織に入団。同クラブの最多スコアラーとして活躍している。

■MF フェデリコ・ベルナルデスキ

決勝戦では、ど真ん中に蹴りこんでPKを成功させたベルナルデスキ。2006年時点でフィオレンティーナのユースチームに所属し、将来を嘱望される選手の一人だった。

■FW アンドレア・ベロッティ

15年前は地元のクラブ、グルメレーゼに所属。ベロッティにとっては“心のクラブ”であり、今もクラブに足を運んでいるという。

■MF マヌエル・ロカテッリ

2006年当時はアタランタのユースチームに所属。その3年後にミランの下部組織に入団した。2019年に袂を分かち、サッスオーロに移籍すると、今大会はイタリアの中軸の1人としてブレイクを果たした。今夏のステップアップが注目される。

■DF アレッサンドロ・フロレンツィ

ローマ生まれ、ローマ育ちのフロレンツィは、15年前当時から“ジャロロッソ(ローマの愛称)”の一員だった。今大会は初戦で負傷したあと、欠場が続いたが、最後の最後にタイトルを獲得。コーチングスタッフとしてチームに帯同していた“先輩”ダニエレ・デ・ロッシと優勝を祝った。

(記事/Footmedia)

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

SHARE

LATEST ARTICLE最新記事

SOCCERKING VIDEO