勝ち越しのチャンス逸脱もアンチェロッティ監督の信頼揺るがず [写真]=Getty Images
レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、2日に行われたラ・リーガ第7節オサスナ戦を振り返った。同日、クラブ公式サイトが伝えている。
ラ・リーガ開幕から6連勝中のレアル・マドリードは2日、第7節で『サンティアゴ・ベルナベウ』にオサスナを迎えた。試合は42分にFWヴィニシウス・ジュニオールのゴールで先制に成功したものの、50分に同点に追いつかれてしまう。ケガから復帰したFWカリム・ベンゼマらを中心に相手ゴールへ迫るも、このまま1-1で試合終了。レアル・マドリードは同節で勝利したバルセロナと勝ち点19で並んだが、得失点差で2位となっている。
まず、本拠地で手痛い勝ち点1に終わり、反省の弁を述べたアンチェロッティ監督は「いい試合ではなかった。前半はボールを保持している時もしていない時もインテンシティを欠いていたし、ディフェンスラインのプレスも十分ではなかったね。同点に追いつかれた後の方が、インテンシティという点では良かったと思う」と披瀝。続けて「失点シーンはピッチ中央からで、それまでに何度かカウンターアタックを受けていたけど、あまり怖さはなかった。とてもポジティブな流れが終わってしまったが、これからまたポジティブな流れを作ることができればと思う」と再び勝ち続けるために、切り替えの姿勢を強調した。
ここまでのラ・リーガ全7試合で失点を喫しているレアル・マドリード。全試合とも最少失点で切り抜けているものの、アンチェロッティ監督は「私たちが改善できる部分。今日の失点は、チームがうまくポジションを取っていただけに、不運だった。この点については、もっと向上していく必要があるけど、チャンピオンズリーグではそこそこうまくいっている」とさらなる守備力強化に向けて意欲を示した。
右足の負傷により、9月13日に行われたセルティック戦以来の出場となったベンゼマは、79分にPKのチャンスでキッカーを務めたが失敗。アンチェロッティ監督は「彼にとってもベストゲームではなかったけど、ここ数試合欠場していたのだからそれも仕方がない。とてもハードなトレーニングを積んできたから、まだ十分な鋭さを発揮できなかった。これからの試合に向けて頑張らなければならない」と激励。さらに「カリムは昨シーズン、最も重要な2つのPKを蹴り、得点した。彼はチームで最高の“ペナルティテイカー”であり、これからもPKを決め続けるだろう」とチームの“点取り屋”への信頼は揺らいでいないようだ。
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By サッカーキング編集部
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