FOLLOW US

過去には実兄も被害に…スペイン代表FWが人種差別を非難「生まれつきのレイシストはいない」

2022.09.22

人種差別を非難したFWニコ・ウィリアムス [写真]=Getty Images

 アスレティック・ビルバオスペイン代表FWニコ・ウィリアムスが、人種差別を非難した。21日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 2002年7月12日生まれのニコ・ウィリアムスは現在20歳。ガーナ人の父親とリベリア人の母親のもと、スペイン北部の都市パンプローナで産声をあげた。2013年にアスレティック・ビルバオの門を叩き、『レサマ』で着実に成長を重ねた同選手は2021年4月にトップチームデビュー。今シーズンはここまでラ・リーガ全6試合に出場し2ゴール1アシストを記録すると、9月のUEFAネーションズリーグに臨むスペイン代表に初招集されている。

 スペインへの移民を決断した両親に、尊敬の念を抱いているニコ・ウィリアムス。スペイン代表初招集を報告した時の両親の様子について、同選手は「僕は家の中で、リビングで『ママ、ママ、僕、スペイン代表になるんだ!』って叫んだよ。母は走って、僕に抱きついてきた。彼女は泣いていたし、父もすぐに来てくれた」と告白。また「(両親は)僕のヒーローであり、アイドル。誰もがそういう両親のもとで過ごせたらと願うだろう。僕もたくさんの日々を、一緒に過ごしたいと思っている」と両親への思いを語った。
 
 今年7月にガーナ代表でのプレーを選択したことを発表し、9月に同国代表に初選出された実兄イニャキ・ウィリアムス(出生地はスペイン)。ニコ・ウィリアムスは、自身の兄が2020年に一部のエスパニョールファンから人種差別を受けたことについて「幸いなことに、僕はまだないよ。でも、兄が困った顔をしているのを見たんだ。このような人たちが考え、反省し、人種差別がなくなることを望んでいる」と披瀝。さらに「生まれつきのレイシストはいない。幼い頃から始まっていく。だからこそ、家庭や学校による教育で、少しずつだけど、人種差別がなくなっていくと思う」とサッカー界を取り巻く“人種差別問題”について見解を示した。

 最後に、ニコ・ウィリアムスは「レイシストは根絶やしにしなければならない小さな集団だと思う」と非難しつつ、「多くの人々はとても親切で、外国から来た人たちをたくさん助けてくれている。このような手助けをしてくれたことに、とても感謝しているんだ」とアスレティック・ビルバオスペイン代表の関係者を筆頭に、これまで支えてくれた人々に感謝の思いを口にしている。

【PR】ラ・リーガを観るなら
U-NEXTがおすすめ

U-NEXTではラ・リーガの全試合をライブ配信。月額2,189円(税込)に加入すれば追加料金なしで視聴可能! 無料トライアルに登録すれば31日間無料でラ・リーガが楽しめる!

  1. ラ・リーガを視聴するならU-NEXTがお得!
  2. 見放題のエンタメ作品数NO.1を誇るU-NEXTでラ・リーガ&エンタメを堪能!
  3. さらに「SPOTV NOWパック」に加入すればプレミアやセリエAなどの海外リーグも楽しめる!

【PR】「DMM×DAZNホーダイ」で
ラ・リーガが見放題!

「DMM×DAZNホーダイ」とは、DMMプレミアムとDAZN Standardをセットで利用できるプラン。

単体契約ならDMMプレミアム月額550円(税込)、DAZN Standard月額4,200円(税込)のところ、本プランなら月額3,480円(税込)だからとってもお得です。

  1. 「DMM×DAZNホーダイ」なら単体契約より月額1,270円(税込)も安い!
  2. DAZNだけの契約と比較しても月額720円(税込)お得に楽しめる!
  3. 新規入会月から最大3カ月間、「DMMポイント」を550ポイント付与!

By サッカーキング編集部

サッカー総合情報サイト

世界のサッカー情報を配信する国内最高峰のサッカー総合メディア。日本代表をはじめ、Jリーグ、プレミアリーグ、海外日本人選手、高校サッカーなどの国内外の最新ニュース、コラム、選手インタビュー、試合結果速報、ゲーム、ショッピングといったサッカーにまつわるあらゆる情報を提供しています。「X」「Instagram」「YouTube」「TikTok」など、各種SNSサービスも充実したコンテンツを発信中。

SHARE

LATEST ARTICLE最新記事

SOCCERKING VIDEO