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久保建英の“激動の1年”を振り返る…ラ・リーガでのルーキーイヤーを示す7つの数字

2020.07.20

ラ・リーガでの1年目を終えた久保建英 [写真]=Getty Images

 MF久保建英の濃密な1年が終わりを迎えた。19日に行われたリーガ・エスパニョーラ(ラ・リーガ)最終節で、同選手が所属するマジョルカはアウェイでオサスナと対戦し、2-2のドロー。リーグ14試合ぶりにベンチスタートとなった久保は、59分から出場した。

 時計の針を戻せば、スペインへの再挑戦が決まったのは昨年の6月14日。FC東京からレアル・マドリードへの完全移籍が発表されると、8月22日にはマジョルカへの期限付き移籍が決まった。そして9月1日の第3節バレンシア戦で途中出場を果たし、ラ・リーガデビュー。以降、323日間にわたって奮闘を続けてきた。

 そこで今回は、久保のラ・リーガ1年目を7つの数字とともに振り返る。

4ゴール4アシスト:

[写真]=Getty Images


 統計サイト『WhoScored.com』によると、今季の久保はラ・リーガで4ゴール4アシストをマーク。得点数はチーム4番目、アシスト数はチーム最多だった。得点関与数(8)はラ・リーガでプレーする10代選手(最終節終了時)としては、バルセロナのFWアンス・ファティ(7ゴール1アシスト)と並ぶトップ。スペインで最も多くを生み出したティーンエイジャーだった。また所属元であるレアル・マドリードの選手と比較しても、久保以上の成績を残したのは、FWカリム・ベンゼマ(21ゴール8アシスト)、DFセルヒオ・ラモス(11ゴール0アシスト)、MFルカ・モドリッチ(3ゴール7アシスト)、MFトニ・クロース(4ゴール5アシスト)の4選手だけ。残留という目標を達成することはできなかったものの、確かな足跡を残したと言えるだろう。

18歳5カ月6日:

[写真]=Getty Images


 久保のラ・リーガ初得点が生まれたのは、昨年11月10日のことだった。第13節ビジャレアル戦でスタメン起用されると、53分にペナルティエリア手前から左足を振りぬき、ネットを揺らした。18歳5カ月6日でマークしたこのゴールは、欧州4大リーグにおける日本人最年少得点記録に。2007年に森本貴幸(現アビスパ福岡)がカターニャで記録した18歳8カ月21日を上回った。

26番:

[写真]=Getty Images


 久保がラ・リーガで初めて着用した番号は26番。これは、レアル・マドリードでのプレシーズン中につけていたのと同じ番号だった。なおマジョルカでは、本人の希望で「Take」を背ネームに採用。我々日本人ファンは苗字の「クボ」と呼ぶことに慣れているが、現地ファンの間では「タケ」が新たなニックネームとして定着した。

35試合:

[写真]=Getty Images


 ラ・リーガ初挑戦となった今季、久保はリーグ戦35試合試合に出場(公式戦は36試合出場)。エイバルのMF乾貴士が2017-18シーズンに記録した34試合を上回って、日本人選手のラ・リーガ最多記録(1部)を更新した。第3節バレンシア戦で初めてピッチに立ったあとは、第11節オサスナ戦を除いて全試合に出場。試合を重ねるごとに存在感を増し、第25節ベティス戦から第37節グラナダ戦までは13試合連続で先発に名を連ねた。加入1年目のクラブで不可欠な存在となり、マジョルカのアイドルとなった。

45.5%:

[写真]=Getty Images


『WhoScored.com』によると、久保は今季のラ・リーガで55本のシュートを放ったという。チーム最多の13ゴールを奪ったFWアンテ・ブディミルとはわずか1本差だった。特筆すべきは、シュート精度の高さだ。枠内シュート数は25本と、ブディミルの22本を上回るチームトップで、枠内シュート率(45.5%)もチームNo.1。ラ・リーガ得点王に輝いたFWリオネル・メッシ(44.7%)やベンゼマ(48.4%)と同等の数字を残している。ただ決定力に関しては物足りなさが残ったのも事実。まだ19歳、しかもMFの選手とはいえ、さらに得点を奪える選手になればもう一段上のレベルのプレーヤーになれるはずだ。

64回:

[写真]=Getty Images


 スペインで久保が最も大きな注目を集めたプレーがドリブルだろう。数人に囲まれてもダブルタッチ等を駆使して相手をかわす――その姿に現地紙『アス』は「世界最高のドリブラーの一人」と最大級の賛辞を送った。データを見ても久保の“ドリブル力”は際立っている。『WhoScored.com』によると、今季のドリブル成功数は64回。ラ・リーガで7番目の記録であり、10代選手でトップ10入りを果たしたのは久保だけとなっている。成功率は51.2%と、成功数1位のメッシ(69.2%)や同2位のベティスMFナビル・フェキル(65%)に10%以上劣っているが、相手を手玉にとるようなドリブルで目の肥えたファンを驚かせた。

69万3449回:

[写真]=Getty Images


 久保はピッチ上だけでなく、SNS上でも圧倒的な存在感を放った。マジョルカの公式YouTubeチャンネルでは、今年3月8日にアップされた「エイバル–レアル・マジョルカ戦の後、話をするタケと乾選手」という動画が史上最多69万回の再生回数を記録(7月20日正午時点で:69万3449回)。それだけでなく再生回数トップ22の動画は全て久保に特化したものだった。あまりの人気ぶりに、マジョルカCFO(最高財務責任者)を務めるアルフォンソ・ディアス氏は、ラ・リーガがスペイン政府の文化機関『インスティトゥト・セルバンテス東京』と共同で開催しているオンラインセミナー「#TodayWePlay」で、「私たちはYouTubeと呼ばずに“タケTube”と呼んでいますけどね」と明かしたほどだった。

(記事/Footmedia)

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By Footmedia

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