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アルゼンチン代表にセビージャのサンパオリ監督就任へ…協会会長が明言

2017.04.28

今シーズンからセビージャを率いているサンパオリ監督 [写真]=fotopress/Getty Images

 アルゼンチンサッカー協会(AFA)のクラウディオ・タピア会長が、セビージャのホルヘ・サンパオリ監督に対し、アルゼンチン代表新監督就任のオファーを出していることを明言した。大手メディア『ESPN』が伝えている。

 AFAは2018 FIFAワールドカップ(W杯)ロシア 南米予選での成績不振を主な理由として、今月10日にエドガルド・バウザ前監督を解任。後任監督候補として、アトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督の名前も挙がっていたが、やはり有力候補として注目されていたサンパオリ監督にオファーを出していたようだ。

 同監督はセビージャと来シーズンまでの契約を結んでおり、今シーズン終了後に代表監督に就任すると、セビージャとの違約金150万ユーロ(約1億8000万円)をAFAが支払うことになる。正式な就任発表は5月21日のリーガ・エスパニョーラの最終節終了を待ってからと見られているが、今回タピア会長はサンパオリ監督へのオファーを認めた。

「彼が唯一の新監督候補だということを認めよう。ただし、彼にはまだセビージャでの仕事が残されている。そちらの仕事にも敬意を払いたいんだ。今後、彼とセビージャとの契約解除条項などについても打合せなければならないが、あくまでセビージャでの監督業に影響が出ないよう、チーム側の判断を待って進める」。

 アルゼンチン出身のサンパオリ監督は現在57歳。2015年に行われたコパ・アメリカではチリ代表を優勝に導いた。今シーズンからはセビージャを指揮し、リーグ戦34試合を終えて勝ち点「68」で、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場圏内の4位につけている。

 アルゼンチン代表は2018 FIFA W杯 ロシア 南米予選で14試合を行い、6勝4分4敗の5位。本戦出場不可となる6位とは勝ち点2差で、5位で予選を終えるとオセアニア首位チームとの大陸間プレーオフに勝利しなければ本大会に出場できないため、今後の立て直しに期待がかかる。

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