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無敗記録更新から一転して連敗のレアル、マラガを迎えて仕切り直しへ/リーガプレビュー

2017.01.21

リーガ第19節でレアルとマラガが対戦する [写真]=Getty Images

 公式戦40試合無敗というスペインのクラブによる歴代新記録を打ち立てたレアル・マドリード。ところがこの1週間は、リーガ・エスパニョーラ前節ではアウェーでセビージャとの頂上対決に逆転負け(1-2)し、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準々決勝ファーストレグではホームでセルタに競り負け(1-2)るなど、記録を止められたうえに連敗まで喫するという散々な結果に終わった。リーガでは消化が1試合少ないにもかかわらず、2位セビージャに1ポイント差、3位バルセロナに2ポイント差を付けているが、暫定順位とはいえ首位陥落の危機を迎えている。

 これに対し、ファンデ・ラモス監督の突然の辞任という昨年末の混乱から抜け出せていないマラガ。アシスタントコーチから昇格したマルセロ・ロメロ監督の下で再スタートを切った今年も、前節はアウェーでレアル・ソシエダに完封負け(0-2)して2連敗。公式戦では4連敗となり、昨年11月末から7試合白星が無い。とはいえ、降格圏内の18位まで9ポイント差の13位と、状況的にはまだ余裕はある。

 ともに連敗を止めたい両チームだが、ここに来て不用意な失点が増えているうえにスペイン代表DFダニエル・カルバハルが離脱したレアル・マドリードとしても、スペイン人FWサンドロ・ラミレス、ブラジル人FWシャルレス、モロッコ代表FWユセフ・エン・ネシリが揃って不在と得点力に期待できないマラガとしても、守備面で堅実にプレーできるかが鍵を握るだろう。

 さらに、引き分けで万々歳のマラガと異なり勝利が是が非でも必要なレアル・マドリードとしては、連敗中は流れの中でのゴールがないポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドや簡単なシュートをミスするシーンが目立つフランス人FWカリム・ベンゼマの奮起に期待が掛かる。

 順位や実力の差、ホームの利を考えると、レアル・マドリードが目論み通り仕切り直しを図る可能性が極めて高いこの試合。劣勢必至のマラガが、アウェーでバルセロナとスコアレスドローを演じた時と同様になりふり構わぬ戦いができるか否かが、勝負の盛り上がりを左右することになるだろう。

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