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批判受けるネイマールを同僚MFが擁護「メディアの犠牲者となっている」

2016.10.28

トリッキーなプレーが挑発的だと批判されるFWネイマール [写真]=Getty Images

 リオデジャネイロ・オリンピックの優勝メンバーでバルセロナ所属のブラジル代表MFラフィーニャがスペイン紙『ムンド・デポルティーボ』のインタビューに答え、同僚であるネイマールを擁護するコメントを残した。27日付けの同紙が伝えている。

 時折見せるクリエイティブなプレーが“相手を挑発するもの”と捉えられ、スペイン国内で論争や批判の対象となることが多いネイマール。そのことについて質問を投げかけられたラフィーニャは、「彼はメディアのキャンペーンの犠牲者となっている。実際はそうでないことを作り出そうとする人間がいるんだ」と答え、メディアの報道姿勢に責任の一端があるという考えを示した。

 さらにラフィーニャは、「彼は突出した能力を持っているわけで、それをフィールド内で披露するのは、僕にとっては挑発的行為ではなく芸術の領域なんだ」と続け、”芸術”という言葉を用いてネイマールのプレーを肯定した。

 22日に行われたリーガ・エスパニョーラ第9節バレンシア戦では、観客席から投げ込まれたペットボトルがネイマールに直撃するという事件があった。その後、批判の矛先は事前に挑発行為を行ったとされるネイマールに向けられているが、ラフィーニャは「事実が歪められている。あれは観客による暴力行為の話であるのに、今ではネイマールが非難の対象となっているんだ。僕にとって、この状況は驚くべきことだよ」とコメントし、現状に対する不快感を吐露。選手たちの間でも、この事件が話題にあがっていたことを認めたが、「僕たちはすでに次の試合のグラナダ戦に目を向けているんだ」と話し、チームが気持ちを切り替えた状態にあることを明らかにしている。

(記事/Footmedia)

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

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