今夏バレンシアからバルセロナへ移籍したアルカセル [写真]=Getty Images
今シーズンにバレンシアからバルセロナへ移籍したスペイン代表FWパコ・アルカセルだが、古巣のサポーターたちはアルカセルの裏切り行為をいまだに根に持っているようだ。22日付のスペイン紙『マルカ』が伝えている。
アルカセルはバレンシアの生え抜きで、昨シーズンまでエースストライカーとして活躍していたが、今夏に第4のFWの立場を受け入れ、3000万ユーロ(約34億円)の移籍金と引き換えにバルセロナに移籍した。そんな同選手にとって、22日のバレンシア戦は初の凱旋試合となったが、バルセロナのチームバスが試合会場となるメスタージャに到着した際に、“事件”は起こったという。
同紙によれば、アルカセルがバスから降りてくると、スタジアムの外に集まっていたバレンシアのサポーターたちは一斉に、「アルカセル、お前みたいな悪党はメスタージャから出て行け!」との大合唱を始めたそうだ。さらに試合開始前には、元エースに対して「ヒマワリの種でも食ってろ!」や「ベンチから出て来い!」といった挑発的なコールを送っていたと伝えている。
古巣サポーターからの手荒い歓迎に対し、プレーで見返したかったアルカセルだが、この試合では出場機会のないまま試合終了のホイッスルを聞くことに。バルセロナ加入以降、ここまで公式戦6試合に出場しているが、いまだにノーゴールが続いている。
(記事/Footmedia)