途中出場で決勝ゴールを奪ったアルバロ・モラタ [写真]=Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第9節が23日に行われ、レアル・マドリードとアスレティック・ビルバオが対戦した。
前節、レアル・マドリードはベティス相手に6-1の快勝を収めてリーグ戦4試合ぶりの勝ち点3を獲得した。さらに18日に行われたチャンピオンズリーグのレギア・ワルシャワ戦でも5-1の圧勝し、調子を上げつつある。同日行われた試合で、首位のアトレティコ・マドリードがセビージャに敗れたため、この試合で勝てば首位に浮上する。一方、アスレティック・ビルバオはここまで5勝3敗の6位。上位に食らいついていくためにも、引き分け以上の結果を残したい。
試合は開始早々の7分にレアル・マドリードがスコアを動かす。ロングボールに抜け出したイスコが一度はボールを奪われかけながらも、エリア内右からマイナスの折り返しを送る。これを中央のベンゼマがゴール中央に決め、先制に成功した。
レアル・マドリードが押し気味に進めながらも、なかなか追加点を奪えない。すると27分、アスレティック・ビルバオが右サイドから攻め込むと、ハビエル・エチャイタの折り返しをエリア内右のハビエル・エラソが受ける。トラップは流れたが、こぼれ球が中央へ転がると、最後はサビン・メリーノが押し込んで同点に追いついた。
前半の終盤はレアル・マドリードが猛攻に出る。44分に左サイドからのクロスをニアのクリスティアーノ・ロナウドが合わせたが、ここはGKゴルカ・イライソスが好セーブ。さらに45分、右サイドで相手最終ラインの裏に抜け出したC・ロナウドが、エリア内右に進入して角度のないところから股抜きシュートを狙ったが、再びイライソスがこれを防ぎ、勝ち越しゴールを許さなかった。このまま1-1でハーフタイムを迎える。
後半に入ってもレアル・マドリードがボールを支配する図式が続く。59分、イスコがエリア手前右からクロスを入れると、ファーサイドのベンゼマが頭で合わせたが、ここは惜しくもGKイライソスの正面だった。
レアル・マドリードは65分にイスコを下げ、ルーカス・バスケスを投入した。すると72分、左サイドのギャレス・ベイルが上げたクロスが逆サイドのL・バスケスにわたる。L・バスケスが再びクロスを入れると、マテオ・コヴァチッチがヘディングシュート。ゴール前のC・ロナウドがコースを変えたが、ボールはゴール左に外れてしまった。
続く75分、レアル・マドリードはベンゼマを下げてアルバロ・モラタを投入し、さらに攻勢に出る。77分にはトニ・クロースのロングフィードに抜け出したベイルがダイレクトシュートを狙ったが、ここもゴール右に外れてしまう。さらに80分、今度はコヴァチッチが前線に浮き球のパスを送ると、L・バスケスとモラタが反応。両者の動きが被ってしまい、決定機を逃した。
レアル・マドリードに待望のゴールが生まれたのは83分。左サイドのベイルが鋭いクロスを上げると、ニアのモラタがダイレクトで合わせた。一度はGKイライソスが防いだが、こぼれ球をモラタが押し込んで勝ち越しに成功した。モラタにとって、この日は24歳の誕生日。バースデーゴールが貴重な勝ち越しゴールとなった。
直後の85分、レアル・マドリードはラファエル・ヴァランのパスミスから決定機を迎えたが、イニャキ・ウィリアムスのシュートはGKケイロル・ナバスがビッグセーブでチームを救った。
後半アディショナルタイム4分には、カウンターからL・バスケスが右サイドに抜け出す。中央のC・ロナウドへパスがわたり、完全にフリーでGKと一対一となったが、シュートはGKイライソスに止められてしまう。それでも2-1でレアル・マドリードがアスレティック・ビルバオを下し、リーグ戦2連勝で首位に浮上した。
次節、レアル・マドリードは敵地でアラベスと、アスレティック・ビルバオはホームでオサスナと対戦する。
【スコア】
レアル・マドリード 2-1 アスレティック・ビルバオ
【得点者】
1-0 7分 カリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)
1-1 27分 サビン・メリーノ(アスレティック・ビルバオ)
2-1 83分 アルバロ・モラタ(レアル・マドリード)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト