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バルサに“FIFAウィルス”が猛威、J・アルバ、S・ロベルト、シレッセンが代表で相次ぎ負傷

2016.10.11

バルサは左右のSBのレギュラーであるJ・アルバ(左)S・ロベルト(中)が離脱することとなった [写真]=Getty Images

 通称“FIFAウィルス”こと、所属選手の代表招集による故障発生や疲労蓄積が悩みの種となるビッグクラブだが、今回の代表ウィークではバルセロナが大きな被害に遭っている。

 バルセロナはここ数日間で、スペイン代表のDFジョルディ・アルバおよびMFセルジ・ロベルト、オランダ代表GKヤスパー・シレッセンが相次ぎ負傷するというアクシデントに見舞われた。

 まず、J・アルバは、現地6日に行われたワールドカップ・ヨーロッパ予選のイタリア代表との一戦で、左足の太ももを痛めて22分に退場した。幸いにも重傷ではないものの、10日程度に渡り戦列を離れると見られているため、15日に行われるリーガ・エスパニョーラ第8節のデポルティーボ戦への欠場が確定したうえ、19日に行われるチャンピオンズリーグ・グループステージ第3節のマンチェスター・C戦への出場も微妙な状況となっている。

 また、S・ロベルトは、7日に行われた練習中に右足の付け根に違和感を覚え、8日に行われた練習を欠席した。こちらはJ・アルバよりも更に軽傷のため、スペイン代表に帯同し続けたものの、9日に行われたW杯予選のアルバニア代表との一戦には出場しなかった。今後の試合への出場は、バルセロナに戻って行われる精密検査の結果次第となるが、マンチェスター・Cとの大一番を見据えて、デポルティーボ戦には欠場する可能性も十分に考えられる。

 一方のシレッセンは、8日に行われた練習中に右足首を捻挫し、オランダ代表から離脱した。回復に要する期間は、今後行われる精密検査により明らかになるため、デポルティーボ戦やマンチェスター・C戦への出場は未定となっている。

 バルセロナにとっては、第2ゴールキーパーであるシレッセンの不在はそれほど影響がないものの、左右のサイドバックのレギュラーであるJ・アルバおよびS・ロベルトの離脱は非常に痛い。とりわけ、フランス代表DFリュカ・ディニュが控えている左サイドとは異なり、スペイン人DFアレイシュ・ビダルがほぼ戦力外となっている右サイドはS・ロベルトの代わりとなる本職の選手がいないため、ルイス・エンリケ監督がどのような采配を揮うかに注目が集まることとなった。

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