リーガ・エスパニョーラ第6節が24日に行われ、アスレティック・ビルバオと日本代表MF清武弘嗣の所属するセビージャが対戦した。清武は2試合連続でベンチスタートとなった。
ここまで3勝2分の無敗で2位につけるセビージャ。今節は3連勝中と好調なビルバオのホームに乗り込んでの一戦となった。セビージャは2014-15シーズンの最終節で勝利して以来、敵地でのリーグ戦で勝てておらず、22試合ぶりのアウェー戦白星を狙う。
試合は26分、攻勢に出ていたビルバオの先制で動く。右CKから、グラウンダーのパスを受けたオスカル・デ・マルコスがペナルティエリア内右から右足シュート。これは相手DFのブロックに阻まれるが、ゴール前でフリーとなったミケル・サン・ホセがこぼれ球を押し込み、先制ゴールを奪った。前半はこのままスコアが動かず、ビルバオの1点リードで終了した。
後半の55分、セビージャが試合を降り出しに戻す。サミル・ナスリのスルーパスで、パブロ・サラビアがエリア内右に抜け出し、深い位置から折り返し。これは相手GKが反応するが、そのままゴール前まで走り込んだナスリがこぼれ球を押し込み、移籍後初ゴールで1-1の同点とした。
セビージャは59分、負傷したホアキン・コレアを下げてビトーロを投入。62分には、カルロス・フェルナンデスに代えてフランコ・バスケスを送り出した。
しかし66分、勝ち越しに成功したのはビルバオだった。高い位置でボールを奪ったミケル・バレンシアガが、自ら相手選手をかわしてエリア内左に進入。そのまま左足を振り抜いて、シュートをゴール右隅に突き刺した。
再びリードを許したセビージャは69分、ニコラス・パレハを下げてルシアーノ・ビエットを投入。交代枠を使い切り、清武は2試合連続で出番なしとなった。
追い付きたいセビージャだったが、88分にGKサルヴァトーレ・シリグがエリア内で競り合ったアリツ・アドゥリスの背中に肘打ちをし、レッドカードで一発退場。90分、献上したPKでは、交代枠を使い切っていたため、MFビセンテ・イボーラがGKを務めるが、アドゥリスに落ち着いてゴール右隅に決められ、リードを2点に広げられた。
試合はこのまま終了し、セビージャは1-3で敗戦。今シーズンのリーグ戦初黒星で、アウェー戦22試合未勝利となった。
セビージャは27日にホームで行われるチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節でリヨンと対戦。リーグ戦次節は、10月1日にアラベスをホームに迎える。
一方のビルバオは29日にホームで行われるヨーロッパリーグ・グループステージ第2節でラピッド・ウィーンと対戦。リーグ戦次節は、10月2日にマラガとのアウェーゲームに臨む。
【スコア】
アスレティック・ビルバオ 3-1 セビージャ
【得点者】
1-0 26分 ミケル・サン・ホセ(ビルバオ)
1-1 55分 サミル・ナスリ(セビージャ)
2-1 66分 ミケル・バレンシアガ(ビルバオ)
3-1 90分 アリツ・アドゥリス(PK)(ビルバオ)
By サッカーキング編集部
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