DFメルカド(右から2番目)のゴールでセビージャがベティスを破った [写真]=Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第5節が20日に行われ、日本代表MF清武弘嗣のセビージャとベティスによる“セビージャ・ダービー”が開催された。清武はベンチスタートだった。
セビージャの本拠地であるラモン・サンチェス・ピスフアンが大観衆で埋め尽くされ、ダービーマッチはキックオフを迎えた。セビージャはサミル・ナスリやスティーヴン・エンゾンジ、フランコ・バスケスらが先発出場。ベティスはホアキン・サンチェスやルベン・カストロらが先発メンバーに名を連ねている。
試合は序盤からセビージャが攻勢をかける展開に。ナスリがペナルティーエリア左側でシュートチャンスを迎え、ルシアーノ・ビエットが左サイドからのカットインでエリア内に入るなど、ベティスを押し込んでいった。しかし前半は均衡が破られることなく、スコアレスで終了した。
0-0で迎えた後半、ゴールネットを揺らしたのはセビージャだった。51分、敵陣中央からのFKをナスリがゴール前へ蹴り込むと、緩やかな軌道を描いたボールにガブリエル・メルカドが反応。相手GKの前へ低い姿勢で飛び込み、バックヘッド気味にボールを逸らしてゴールを決めた。
セットプレーから先制に成功したセビージャ。1点を追うベティスに反撃を受け、R・カストロのミドルシュートでゴールを脅かされる場面もあったが、最後まで同点ゴールを許すことはなかった。
試合は1-0で終了。セビージャが1点を守り切って完封勝利を収めた。3勝2分けと無敗を維持し、勝ち点11で暫定2位となっている。なお、ベンチスタートの清武に出場機会は訪れなかった。
セビージャの次節は24日、アスレティック・ビルバオとのアウェーゲームに臨む。一方のベティスは23日、マラガをホームに迎える。
【得点者】
1-0 51分 ガブリエル・メルカド(セビージャ)
By サッカーキング編集部
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