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トッティに続いて…トーレスもサッカー界に不満「経済格差がある」

2016.07.29

アトレティコ・マドリードに所属するフェルナンド・トーレス [写真]=Getty Images

 アトレティコ・マドリードに所属する元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが、現代のサッカー界に対する不満を述べた。オーストラリアメディア『AAP』が伝えている。

 現在オーストラリアでプレシーズンツアーを行っているアトレティコ・マドリード。29日にはトッテナム、31日にはメルボルン・ビクトリーと対戦する。

 トーレスはかつて高額な移籍金でリヴァプール、チェルシーに移籍した経験を持っているが、自身が育ったアトレティコ・マドリードに戻ることを熱望し、その夢を叶えた。

 記者会見に臨んだトーレスは古巣復帰を希望した理由や、現代のサッカー界について次のように語った。

「生活の中では、時に何か違ったものが必要だと感じることがある。それは、ある場所でしか見つけることができないものであったりする。僕の場合、そこはアトレティコ・マドリードだった」

「サッカーはより大きく、より強くなっている。ビッグクラブは容易に大きなお金を得ている。それは問題だね。彼らはお金を持ち、それを支払う。ただそれを繰り返していく」

「僕の希望は、クラブのレベルをより平準化することだ。ビッグクラブとスモールクラブの間には大きな格差があるね。 同じコンペティションでプレーしているというのに。それは公平ではないよ」

「僕らは、他の者を助ける責任があるんだ。多くの選手が、財団を作るなど出来るだけの支援をしている。僕はフエンラブラダで育った。労働者階級の人々が住む、マドリード南の地区だ。道を開くことが、どれだけ難しいものであるかを知っている」

 先日は、ローマに所属する元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティが、「サッカー選手は今、心を持っていない。金だけを追う放浪者のようなものだ」と苦言を呈していた。トッティは情熱よりもお金を選ぶ選手に対して不満を漏らしたが、トーレスはビッグクラブだけが潤沢な資金を得ている状況を変えるべきだと主張している。

(記事提供:Qoly)

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