インターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)2016のアメリカ・ヨーロッパラウンドが27日に行われ、レアル・マドリードとパリ・サンジェルマンが対戦した。
今大会の初戦に臨むレアル・マドリードは、ウェールズ代表MFギャレス・ベイルとフランス人FWカリム・ベンゼマ、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの“BBC”が不在。先発メンバーにはフランス代表DFラファエル・ヴァランやブラジル代表DFマルセロ、スペイン人MFイスコ、同FWヘセ・ロドリゲス、そしてユヴェントスから復帰したスペイン代表FWアルバロ・モラタらが名を連ねた。従来の[4-3-3]ではなく[4-4-2]を採用した。
対するパリ・サンジェルマンはウナイ・エメリ監督が就任し、新体制で新シーズンに臨む。レアル・マドリードとの一戦ではブラジル代表DFチアゴ・シウヴァや同MFルーカス・モウラ、ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニらが先発出場した。
スコアは開始早々に動いた。2分、パリ・サンジェルマンのナニタモ・イコネが敵陣左サイドでパスを受けると、鋭い反転からドリブルを開始。カットインしながらペナルティーエリアに入り、最後は右足シュートを冷静に決めた。実に5人ものDFのマークを振り切って決まったドリブルシュートで、パリ・サンジェルマンが均衡を破った。
さらに35分、パリ・サンジェルマンはトーマス・ムニエが敵陣ペナルティーエリア手前で相手の縦パスをカットし、左足を一閃。強烈なミドルシュートで2点目を記録した。そして40分には、ムニエがワンツーで右サイドを突破。最終ラインの背後を取ってペナルティーエリア内に入ると、中央へのクロスが相手DFに当たったこぼれ球に反応して左足シュートを決めた。
パリ・サンジェルマンが40分間で3ゴールを挙げ、試合を優位に進める。苦しい展開となったレアル・マドリードは43分、左サイド深くでパスを受けたイスコがクロスを上げると、相手DFのハンドを誘ってPKを獲得。マルセロがゴール右隅へ決め、1点を返した。
1-3で迎えた後半開始時から、レアル・マドリードは全11選手を入れ替えた。マルティン・ウーデゴーアやエンツォ・ジダンなど、非常に若い選手たちがメンバーを構成して反撃を期したが、ゴールを奪うことはできず。パリ・サンジェルマンが2点差を守り切って勝利を収めた。
3失点を喫して敗れたレアル・マドリードは次戦、30日にチェルシーと対戦。パリ・サンジェルマンは同日、日本代表FW岡崎慎司のレスターと対戦する。
【スコア】
レアル・マドリード 1-3 パリ・サンジェルマン
【得点者】
0-1 2分 ナニタモ・イコネ(パリ・サンジェルマン)
0-2 35分 トーマス・ムニエ(パリ・サンジェルマン)
0-3 40分 トーマス・ムニエ(パリ・サンジェルマン)
1-3 44分 マルセロ(レアル・マドリード)
By サッカーキング編集部
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