2016.02.22

バルセロナのトップ昇格も見えた? “ネクスト・シャビ”、18歳の韓国人MFペク・スンホに集まる期待

ペク・スンホ
バルセロナの下部組織に所属するペク・スンホ [写真]=Getty Images
「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

 アジア人がバルセロナのトップチームでプレーする。近年のサッカー界において夢物語だと思われていたことが、いよいよ現実のものになろうとしている。

 20日、バルセロナの下部組織に所属するMFペク・スンホが、セグンダB(スペイン3部相当)の第26節レバンテ戦で途中出場を果たし、バルセロナBでの公式戦デビューを飾った。U-19に相当するフベニールAに在籍中の同選手は、1997年3月17日生まれの18歳。今からちょうど6年前にバルセロナの下部組織に入団し、「バルサで最も期待される若手の1人」(マルカ紙)との評判を得ている韓国のワンダーキッドである。

 そんなペク・スンホのバルセロナBデビューは、地元スポーツ紙『スポルト』でも取り上げられた。というのも、彼が「アジア人」であるという理由以外に、18歳未満の国際移籍ルールに違反したとして2年前にFIFAからバルセロナが言い渡された補強禁止処分の対象として“被害者”の1人だったからだ。現在、FC東京の下部組織でプレーする久保建英と同じようにバルセロナでの公式戦出場を禁じられたペク・スンホは、今年1月の処分解禁によって、再びピッチに立つことを許されたばかり。ただ、それから1カ月強でバルセロナの“2軍”に当たるBチームでのデビューを飾ったのだから、クラブが寄せる期待の大きさがうかがえる。

 なお、バルセロナでプレーする韓国人選手と言えば、ペク・スンホと同世代のイ・スンウ(1998年1月6日生まれ)の方が日本のサッカーファンには馴染みがあるかもしれない。2014年にタイで開催されたU-16アジア選手権では、韓国代表のエースとして準々決勝の日本戦に出場。「勝てばU-17ワールドカップの出場権獲得」という大一番で2ゴールを決めて、日本のW杯出場を阻んだのは記憶に新しい。

 そのイ・スンウは、身長170センチそこそこながら爆発的なスピードが武器で「韓国のメッシ」との愛称を授かっているのに対し、180センチと大柄のペク・スンホは「ネクスト・シャビ」と呼ばれるように、プレーメーカーとして知られている。バルセロナの地元紙『ラ・バングアルディア』による特集記事のなかでは、「両足を自由自在に操ることができ、優れたプレービジョンを持った選手。プレーテンポをうまく調整し、強いシュート力も備えている」と紹介されており、より“バルサらしい選手”という見方もできる。

 実際、クラブ内ではペク・スンホに対する評価の方が高い。Bチームで指揮をとるジェラール・ロペス監督は「ペクのことは、大変気に入っている。スペクタクルな選手だ」と語り、「よりメディア受けする選手」としたイ・スンウ以上の評価を与えた。また昨年10月には、ルイス・エンリケ監督がペク・スンホをトップチームの練習に参加させて、大きな話題を呼んだ。それが単なる数合わせでなかったのは、以降も数回にわたって“飛び級”での練習参加が実現していることからも明らかだ。

 無論、「今後1、2年以内にトップチームでプレーしていると思う」と、シャビのお墨付きを得ているイ・スンウも、まもなくBチームでデビューを飾る可能性がある。そうして2人は、夢の実現に向けてこれからも切磋琢磨していくのだろう。

 果たして、それがいつの日になるのか分からないが、青とエンジのユニフォームを身にまとってカンプ・ノウのピッチに立つ日は着実に近づいていると言えそうだ。

文=Footmedia

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