【リーガ第13節プレビュー】クラシコ圧勝のバルサが新体制のソシエダを迎撃つ

バルサは2戦連続で圧巻のゴールラッシュを演じるなど絶好調 [写真]＝Getty Images

　バルセロナはこの1週間、リーガではアウェーで宿敵レアル・マドリードに大勝（4‐0）すると、チャンピオンズリーグでもホームで強豪ローマを粉砕（6‐1）するなど、2戦連続で圧巻のゴールラッシュを演じた。この結果、通算10勝2敗としたリーガでは、2位に浮上したアトレティコ・マドリードに4ポイント差、3位に転落したレアル・マドリードに6ポイント差を付けて首位固めに成功した。また、通算4勝1分としたCLでは、グループ首位での決勝トーナメント進出を決めた。今節はレアル戦で負傷したMFハビエル・マスチェラーノは出場の可能性があるものの、ローマ戦で負傷したMFセルジ・ロベルトの欠場が確実視されている。

　対するレアル・ソシエダは、エウセビオ・サクリスタン新監督の初陣となった前節、ホームでセビージャに快勝（2‐0）し、通算3勝3分6敗として16位から14位に上昇した。今シーズン初の完封勝利に勢い付きたい今節は、エウセビオ監督が前節同様のメンバーを起用するのか、首位相手のアウェーでの試合ということを考慮して異なる布陣を採用するのかに注目が集まる。

　公式戦ここ4試合で16ゴールと猛威を奮っているバルセロナは、故障により2か月近く戦列を離れていたFWリオネル・メッシが、レアル戦で途中出場から復帰を果たすと、ローマ戦では2ゴールを挙げたうえフル出場するなど、前線の役者が出揃った。そのうえ、大黒柱の不在中にFWネイマールとFWルイス・スアレスがコンビネーションに磨きを掛けたことで、これまではあくまでもメッシが中心だった“MSNトリオ”が、3人による完全な相互補完の関係となり、驚異的な爆発的が一段と凄みを増した。

それゆえ、今節はR・ソシエダの守備がバルセロナの攻撃にどれだけ耐えられるかが試合の争点となることは間違いないだろう。盤石に見えるバルセロナも守備陣には若干の不安があるので、挑戦者のR・ソシエダとしては、ロースコアに持ち込んで得点ランキング3位に着けているFWイマノル・アギレチェの決定力を生かしたい。