2014.12.24

“怠け者”扱いのメッシはバルサで最もトップスピードが速い選手

リオネル・メッシ
チーム内で最もトップスピードが速いバルセロナのFWメッシ [写真]=Getty Images

 アルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、バルセロナの中で最も走る距離が短いが、最もスピードが速い選手だとスペイン紙『マルカ』が伝えている。

 メッシは今シーズン、1試合平均8キロ以上を走ったことがない。1試合平均で最も走っているのが左サイドバックのスペイン代表DFジョルディ・アルバで、11.63キロメートル。1試合平均でメッシよりも3キロ以上走っていることになる。メッシの同胞であるアルゼンチン代表MFハビエル・マスチェラーノは1試合平均で9.1キロ走っているが、上述のとおりメッシは1試合の走行距離が9キロに到達したことはない。

 バルセロナの選手の中で1試合平均の走行距離が最も短いメッシ。しかし、一方で同選手はチームにおいて最もスピードがある選手とデータが裏付けている。今シーズンの開幕戦となったホームでのエルチェ戦で、メッシのランニングスピードは最高時には時速34.47キロだった。メッシ以上に速い選手はバルセロナに見当たらない。

 ピッチ上でメッシはよく歩いており、数字が示すように運動量も少ない。ゆえに「バルセロナの10番はさぼっている」「怠け者」という批評も起こるが、それは正当な評価ではない。メッシはバルセロナの得点にアシスト、もしくは自身のゴールで最も関与している選手であり、バルセロナの全得点の75パーセントは彼のプレーから生まれている。彼は自身のスピードを、得点を生み出すために爆発させている。

 元スペイン代表で現役時代はバルセロナで活躍したセルジ・バルファン氏は「得点やアシストをしており、メッシが8キロしか走っていないのは悪いことではない。彼は自身で調整していて、その間にエネルギーを回復させている。ディンフェンス面で勤勉なところは少ないが、その分攻撃では優れた爆発力を秘めている」と語り、こう続けた。

「全員がメッシの役割を受け入れている。そして他の選手はメッシが呼吸するためにプレーをし、それがチームのバイタリティーとなっている。ルイス・スアレスはチームのために本当に多くの仕事をこなしている」

 バルセロナのチームメイトはメッシのチームにおける役割を理解し、受け入れている。なぜならメッシが攻撃に専念し、爆発すれば、チームは自ずと勝利に近くづくからだ。

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