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ロンドンのライバル…アーセナルとチェルシーでプレーした選手のベストイレブンを英紙選出

2021.07.19

アーセナル、チェルシーでプレーした実力者 [写真]=Getty Images

 移籍市場が活発化している欧州フットボール界。様々な選手の移籍話が連日メディアを賑わせている。チェルシーのFWタミー・アブラハムもその一人だ。

 下部組織からチェルシーに所属し、3度のローン移籍を経てトップチームでの地位を確立したアブラハムだが、トーマス・トゥヘル監督が就任した後は出場機会が減少。昨季の終盤はベンチにさえ入れない日々が続いた。新天地を求めるのではないかと見られているが、移籍先候補の1つとして浮上しているのがアーセナルだ。

 アーセナルチェルシーはロンドンを本拠地とするライバル同士だが、過去に両クラブでプレーをした選手は少なくない。イギリス紙『ザ・サン』がベストイレブン形式で紹介している。

[写真]=Getty Images

GKペトル・チェフ

チェルシー在籍期間:2004~2015年
アーセナル在籍期間:2015~2019年

 2004年から10年間に渡ってチェルシーの正GKの座に君臨したレジェンド。プレミアリーグ制覇を4度も成し遂げ、FAカップ(4回)とリーグ・カップ(3回)、ヨーロッパリーグ(EL)の優勝にも貢献。2011-12シーズンのチャンピオンズリ-グ(CL)決勝バイエルン戦では、PK戦で2本のセーブに成功し、チームにビッグイヤーをもたらした。2014-15シーズンはローン移籍から戻って来たティボー・クルトワにポジションを奪われ、2015年夏に出場機会を求めてアーセナルへ移籍。その際には一部のチェルシー・ファンから“脅迫文”も届いたとのことだが、クラブとは良好な関係を維持。アーセナルで現役を引退した直後に、「テクニカル&パフォーマンスアドバイザー」の肩書でチェルシーに帰ってきた。

DFラサナ・ディアラ

チェルシー在籍:2005~2007年
アーセナル在籍:2007~2008年1月

 チェフと同じく、チェルシーからアーセナルに直接移籍した元フランス代表MF。本職は守備的MFだが、『ザ・サン』は右サイドバックとして選出。実際に、チーム事情からチェルシーでは右SBでプレーすることも度々あった。チェルシーでは2年間の在籍期間中にプレミアではわずか13試合しかピッチに立つことができず。2007年にアーセナルへ移籍後もレギュラーの座をつかむことができないまま、同シーズンの冬の移籍市場でポーツマスへ移籍。その2年後にレアル・マドリードへの移籍をつかみ取った。最終的に10クラブを渡り歩いたディアラは2019年に現役引退を発表している。

DFダヴィド・ルイス

チェルシー在籍:2011年1月~2014年、2016~2019年
アーセナル在籍:2019~2021年

 チェルシーには2度に渡って在籍した元ブラジル代表センターバック。2012-13シーズンにレギュラーの座を勝ち取るも、ジョゼ・モウリーニョ氏が監督に復帰した翌シーズンは、ガリー・ケイヒルとジョン・テリーが不動の地位を確立。中盤で起用されることも多かったD・ルイスは、出場機会を求めてパリ・サンジェルマンに移籍。リーグ1での連覇を自信にチェルシー復帰を果たし、2018-19シーズンにはマウリツィオ・サッリ体制の中心的選手の一人となった。2019年5月にはチェルシーと新たに2年契約を交わしていたが、その後、指揮官はフランク・ランパード氏に代わり、D・ルイスはアーセナルに移籍。2年間でプレミア53試合に出場したが、“数カ月に及ぶ話し合い”は実を結ばず、この夏に契約満了に伴い退団。現在は無所属となっている。

DFウィリアム・ギャラス

チェルシー在籍:2001~2006年
アーセナル在籍:2006~2010年

 堅実なプレーが身上で全ての監督に重宝された元フランス代表センターバック。チェルシーアーセナルのそれぞれでプレミア100試合以上に出場した。チェルシーにはロマン・アブラモヴィッチ氏がオーナーに就任する前の2001年から所属。同氏による買収で、クラブが大型補強を続けた後もポジションを維持し、2004-05、2005-06シーズンのプレミアリーグ連覇に貢献した。2006年にアシュリー・コールとのトレードの形でアーセナルに移籍。その4年後にトッテナムに移籍し、チェルシーアーセナル、トッテナムのロンドン三大クラブでリーグ戦に出場した史上初めての選手となった。

DFアシュリー・コール

アーセナル在籍:1999~2006年
チェルシー在籍:2006~2014年

 両クラブ間での移籍の中で最も物議を醸したのが元イングランド代表DFアシュリー・コールだろう。アーセナルの下部組織出身で、世界最高の左サイドバックと呼ばれるまでに成長したA・コールは、2006年のワールドカップ後にチェルシーへ移籍。人気歌手のシェリルさんと結婚したばかりだったことも重なり、タブロイド誌の恰好の餌食となった。しかし周囲の雑音も跳ね除け、チェルシーでもレギュラー・ポジションをつかみ、8つのタイトルを手にしたA・コール。現在はチェルシーの下部組織でコーチ業に従事している。

MFデイヴィッド・ロカッスル

アーセナル在籍:1985~1992年
チェルシー在籍:1994~1998年

 2001年に33歳の若さでこの世を去ったロカッスルを『ザ・サン』は右サイドハーフとして選出した。アーセナルの下部組織出身で、1985年からトップチームで活躍したロカッスル。プレミアリーグが創設される前の1988-89シーズンと1990-91シーズンの1部リーグ優勝に貢献。1992年にアーセナルを去ると、リーズとマンチェスター・Cで1シーズンずつプレー。1994年に加入したチェルシーでは4年間プレーをした。

MFエマニュエル・プティ

アーセナル在籍:1997~2000年
チェルシー在籍:2001~2004年

 キャリアをスタートさせたモナコではアーセン・ヴェンゲル氏の下で才能を開花させた元フランス代表MF。1997年に同氏が率いるアーセナルに加入し、1年目にプレミアリーグとFAカップの2冠を達成。フランス代表では1998年ワールドカップで優勝。さらにEURO2000を制覇した夏、バルセロナに移籍した。しかし出場機会に恵まれずに1年後にチェルシーと契約。最初の2年は活躍の場を得たが、2003年にロマン・アブラモヴィッチ氏がクラブを買収し、大型補強を敢行した後は出場機会が激減。2004年夏にクラブを退団し、数カ月後に引退を発表した。

MFセスク・ファブレガス

アーセナル在籍:2003~2011年
チェルシー在籍:2014~2019年1月

 バルセロナの下部組織からアーセナルに加入したのは16歳の時だった。1年目からリーグ・カップでチャンスを与えられ、クラブの最年少出場記録と最年少得点記録を更新したセスク。8年後にバルセロナに復帰する際にはファンから大いに惜しまれた。それだけに、2014年にチェルシーに加わることが決まった際には、同選手のユニフォームを燃やして怒りを露わにするアーセナルのファンもいたほどだ。ただセスクによれば、同選手の獲得優先権を持っていたアーセナルがそれを行使しなかったとのこと。チェルシーではリーグ制覇2回を含む4タイトルを獲得したセスク。2019年からはモナコでプレーをしている。

MFウィリアン

チェルシー在籍:2013~2020年
アーセナル在籍:2020年~

 同胞のダヴィド・ルイスが2019年夏にチェルシーからアーセナルへ移籍した1年後、ウィリアンも同じ道を選択した。2013年にロシアのアンジ・マハチカラからチェルシーに加入し、2回のプレミアリーグ優勝とヨーロッパリーグ制覇を含む5つのタイトル獲得に貢献したウィリアン。2015年と2017年には選手が選ぶクラブ年間最優秀選手にも選出された。しかし、30代の選手とは単年契約が基本のチェルシーとは契約更新に至らず。昨年の夏にアーセナルと3年契約を結んだ。1年目は週給22万ポンド(約3300万円)に見合う活躍はできなかったが、新シーズンへの期待も込めて、『ザ・サン』は元イスラエル代表MFヨッシ・ベナユンではなく、ウィリアンをベストイレブンに選出している。

FWニコラ・アネルカ

アーセナル在籍:1997年2月~1999年
チェルシー在籍:2008年1月~2012年1月

 才能の塊だったが、1つのクラブに長居することはなかった元フランス代表FW。あまりに多くのクラブでプレーをしたため、アーセナルチェルシーの双方でプレーをしていたことは驚きに値しないと『ザ・サン』はまとめている。アーセナルにはヴェンゲル体制1年目だった1997年2月に加入し、1998-99シーズンにはクラブ最多の19得点を記録。同シーズン終了後にレアル・マドリードに移籍した。なお、アネルカが最も長く、連続して在籍したのはチェルシーだった。ただ4年の在籍期間中に監督は5人も変わっており、これがアネルカの性には合ったのかもしれない。

FWオリヴィエ・ジルー

アーセナル在籍:2012~2018年1月
チェルシー在籍:2018年1月~2021年

 2018年1月31日、ピエール・エメリク・オーバメヤンを獲得したアーセナルは、ジルーをチェルシーに放出した。2012年にモンペリエから加入して以降、5シーズン連続でリーグでの二桁得点を達成したジルー。公式戦通算253試合105ゴールという偉大な記録を残し、アーセナルを後にした。チェルシーでは限られた出場時間の中で結果を残し続け、EURO2021でもプレーをしたジルー。今月17日にミランへの移籍が発表され、9年に及んだロンドンでの生活に幕を閉じた。

(記事/Footmedia)

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