FA杯準決勝で試験的に観客導入…新型コロナ陰性が証明された地元住民が観戦

　FAカップ準決勝レスター対サウサンプトンの試合は試験的に観客を入れての実施となるようだ。イギリス紙『イブニングスタンダード』が伝えている。

　サウサンプトン、マンチェスター・C、チェルシー、レスターが4強入りしたFAカップ。レスター対サウサンプトンの試合は4月18日に行われる。

　現在イギリスでは新型コロナウイルスの影響で観客を入れての大規模な試合は行われていない。ウェンブリースタジアムで行われるこの試合は、スタジアムにサポーターを戻すためのテストケースとして実施されるようだ。

　ウェンブリーのあるブレント区議会はこの試合をパイロット版と位置づけ、新型コロナウイルスのテストで陰性が出た地元住民の観戦を許可した模様。両クラブのサポーターへの販売は許可されていない。

　また、4月25日に行われるカラバオカップ決勝のトッテナム対マンチェスター・Cは、より多くの収容人数となるようだ。地元住民に加え両チームのサポーターの一部も観戦できるようになるという。なお、マンチェスター・Cのサポーターがマンチェスターから移動できるかどうかは未だ不透明なようだ。

　スタジアムに入場するためには試合の24時間前に新型コロナウイルスのテストを受け陰性が認められたことが条件。また、試合後にもPCR検査の実施がなされる。

　FAカップ準決勝のもう一方のカードであるチェルシー対マンチェスター・C戦は、4月17日に非公開で行われる。