ラフィーニャ(中央)のゴールなどでバイエルンが勝利した [写真]=Getty Images for ICC
インターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)2017のシンガポールラウンドが25日に行われ、チェルシーとバイエルンが対戦した。
プレミアリーグ覇者のチェルシーとブンデスリーガ5連覇王者のバイエルンが激突。試合は開始6分に動いた。逆サイドのフランク・リベリーからパスを受けた右サイドのラフィーニャがドリブルで持ち上がり、少し距離のあるペナルティエリア前右で右足を振り抜くと、シュートはゴール左隅に決まった。
幸先よく先制したバイエルンは12分、中盤でボールを奪うと、トーマス・ミュラーが左サイドに展開。パスを受けたリベリーがエリア内左の深い位置まで抜け出してクロスを送ると、ファーに走り込んだミュラーが右足ジャンピングボレーでゴールネットを揺らした。
さらに27分には、ハーフウェイライン付近でパスを受けたミュラーがドリブルで持ち上がり、エリア手前中央で右足を一閃。シュートは綺麗な弧を描いてゴール右隅に決まり、バイエルンが追加点を挙げた。
3点ビハインドとなったチェルシーは前半アディショナルタイム3分、右サイドのヴィクター・モーゼスがグラウンダーのクロスを送ると、ボールはファーに流れ、フリーのマルコス・アロンソが左足ダイレクトシュートを突き刺した。
2点差で折り返したチェルシーは63分にジェレミー・ボガを下げて、新加入のアルバロ・モラタを投入。レアル・マドリードから加入したモラタは新天地での実戦デビューとなった。チェルシーは85分、左CKでセスク・ファブレガスがボールを送ると、ニアでモラタが潰れ、中央のミシー・バチュアイが左足で押し込みゴールを奪った。
1点差に迫ったチェルシーだったが、試合はこのままタイムアップ。バイエルンが3-2で勝利を収めた。
バイエルンは27日に行われるICCで日本代表DF長友佑都の所属するインテルと対戦。チェルシーも29日にインテルと対戦する。
【得点者】
0-1 6分 ラフィーニャ(バイエルン)
0-2 12分 トーマス・ミュラー(バイエルン)
0-3 27分 トーマス・ミュラー(バイエルン)
1-3 45+3分 マルコス・アロンソ(チェルシー)
2-3 85分 ミシー・バチュアイ(チェルシー)