リヴァプールがプレミアリーグ・アジア・トロフィーを制した [写真]=Liverpool FC via Getty Images
プレミアリーグ・アジア・トロフィーが22日に香港で行われ、レスターに勝利したリヴァプールがタイトルを獲得した。
同大会は前述の2チームとクリスタル・パレス、ウェスト・ブロムウィッチ(以下、WBA)の4チームが参加し、香港でトーナメントを開催するというもの。19日に行われた1回戦ではレスターがWBAに1-1の末のPK戦で勝利。リヴァプールはクリスタル・パレスに2-0で勝利して勝ち上がった。
リヴァプールは新戦力のモハメド・サラーや、フィリペ・コウチーニョ、ロベルト・フィルミーノ、ジョルジニオ・ワイナルドゥムらがスタメンとなり、GKには初戦でフル出場だったシモン・ミニョレに代わってロリス・カリウス、トップにはディヴォック・オリジが起用された。
一方のレスターはジェイミー・ヴァーディやリアド・マフレズ、ダニー・ドリンクウォーターや新加入のハリー・マグワイアがスタメン。ヴァーディの相棒にはイスラム・スリマニが入り、初戦で先発出場だった岡崎慎司はベンチスタートとなった。
試合はまず11分、レスターが左サイドを崩し、マーク・オルブライトンの浮き球パスに抜け出したクリスティアン・フクスがエリア内左深い位置まで侵入。フリーでじっくりとターゲットを探すと、ファーサイドに送られたボールをスリマニがヘディングで叩き込んで、先制に成功する。
早々に失点したリヴァプールだったが、満員の4万人のほとんどがリヴァプールサポーター状態だった声の後押しを受けて、コウチーニョが魅せた。20分、サラーが右サイドから中央のコウチーニョにパスを送ると、エリア外から少しキープした後にDFライン裏へロブパスを選択。走り込んだサラーの頭にピタリと合う絶妙パスで同点ゴールを演出した。
すると今度は44分、ゴール正面やや左の位置でボールを持ったコウチーニョはエリア外から右足を振りぬく。強烈な弾道はGKカスパー・シュマイケルの伸ばした手の先を越えて、ゴール右ネットを揺らす鮮やかな逆転弾となった。
後半は両チーム選手を交代しながら試合を進め、スコアが動かずにそのまま終了。2-1で勝利したリヴァプールが香港の地でトロフィーを掲げた。なお、この日の岡崎には出場機会が与えられなかった。
同試合前に行われた試合ではWBAに2-0で勝利したクリスタル・パレスが新監督のフランク・デ・ブールに白星をもたらしている。
【得点者】
0-1 11分 イスラム・スリマニ(レスター)
1-1 20分 モハメド・サラー(リヴァプール)
2-1 44分 フィリペ・コウチーニョ(リヴァプール)