アーセナルのヴェンゲル監督(左)とガジディスCEO(右)[写真]=Arsenal FC via Getty Images
チリ代表FWアレクシス・サンチェスやドイツ代表MFメスト・エジルなど主力選手の移籍が噂されるアーセナルが、各選手の契約問題を担当する専門家と新たに契約を交わした。19日付のイギリス紙『サン』が報じている。
今回招かれたのは、自転車ロードレースの『チーム・スカイ』で法律顧問を務めるハス・ファミー氏。2010年に同チームに加わる前はイギリスの名門法律事務所に勤務していたエリートで、現在はスポーツにおける法律関連の業務を取り扱う企業『スポーツ・アンド・ロー』のダイレクター職も兼任している人物だ。
サンチェスとエジルに加え、イングランド代表MFジャック・ウィルシャーや同代表MFアレックス・オックスレイド・チェンバレンなど多くの主力選手の契約が2018年夏に満了となるアーセナル。ファミー氏はイヴァン・ガジディスCEO、契約交渉担当のディック・ロー氏と共に、主力選手の慰留に尽力することが期待されている。
またフィットネス部門の強化にも着手したアーセナルは、2010年から3年間に渡ってリヴァプールでブレンダン・ロジャースの下で働いていた専門家のダレン・バージェス氏も招聘している。7月にアーセナルに合流予定のバージェス氏は、現在はオーストラリアン・フットボールのチーム、ポート・アデレードでフィットネス部門を担当しており、同僚が「天才だ」と評する辣腕の持ち主だ。
長年の課題である2部門に変化を加え、ピッチ外でのサポートを充実させるガジディスCEO。19シーズン続けたチャンピオンズリーグの連続出場記録が途切れたチームは、来シーズンの逆襲に向け着々と準備を整えている。
(記事/Footmedia)
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