今回の騒動は3月の国際親善試合、イングランド対ドイツ戦で起きた [写真]=Getty Images
今年3月に行われたイングランド対ドイツの国際親善試合でファンが差別的なジェスチャーを行ったことでイングランドサッカー協会(FA)から試合会場への生涯立ち入り禁止処分を下されたようだ。イギリス国営メディア『BBC』が報じている。
報道によると、イングランド・サポーターズ・クラブ(ESTC)がこの件について調査を行った結果、2人のファンがドイツサポーターが座る席に向かって、ナチスを連想させるジェスチャーをしていたことが判明。即座にFAが処分を下したようだ。
今回の騒動についてFAのグレッグ・クラーク会長は「不適切で失礼な行動だ。非常に失望している」とコメントし、このような行動に厳格な姿勢を見せている。
先月、FAは「このような反社会的行動を監視するために警察と協力していく」と発表したばかりだが、完全に抑止するには至っていないのが現状のようだ。
元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキの代表戦ラスト・マッチとして注目を集めた試合だったが、それよりもサポーターの不適切な行動が目立つ結果となってしまった。