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【チェルシー戴冠への道】ミドルズブラ攻略のポイントはM・アロンソ&モーゼスの“駆動力”

2017.05.07

M・アロンソ(右)とモーゼス(左)の両ウイングバックはリーグ屈指のタフさとパワーを誇る [写真]=Chelsea FC

 「ENDURANCE=耐久性」。チェルシーのパートナーである横浜ゴムが、選手たちとコラボレーションして発表しているショートムービーのテーマのひとつだ。

 前節エヴァートン戦は、チェルシーが持つ「耐久性」が存分に発揮されたゲームだったように思える。3−0という最終スコアが示すほど、簡単な試合ではなかった。66分にペドロのスーパーゴールが均衡を破るまで、一進一退の攻防が続いていたからだ。だが、先制してからの落ち着いた試合運び、力強いクロージングは見事のひと言。アントニオ・コンテ監督も「こういったゲームで冷静さを失い、バランスを崩すことは往々としてある。我慢強く戦えたよ」と教え子たちを誉め称えた。

 もちろん、シーズンの最終盤にきて選手たちに疲労があるのは間違いない。ところが、試合終了の笛が鳴るまでチームの闘争心、体力、判断力や集中力には一切の低下も見られなかった。これこそ、チェルシーにシーズンを最後まで戦い抜いて優勝する「ENDURANCE=耐久性」が備わっていることの証明だった。

 冒頭で触れた横浜ゴムのショートムービーには、「ENDURANCE=耐久性」の象徴としてエンゴロ・カンテが登場している。底なしのスタミナと機敏なターンであらゆる局面に顔を出し、チームメートを助ける小柄なMFは先日、今シーズンのPFA年間最優秀選手に輝いた。ボランチという地味なポジションで、あまり自己主張をしない“縁の下の力持ち”タイプの彼が、同じリーグで戦う選手たちの投票によって決まるリーグのMVPを獲得したことは大きな価値を持つ。より攻撃的で華がある同僚のエデン・アザールが次点だったことを考えれば、なおさら偉業である。

 ただ、チェルシーの「耐久性」を象徴する選手はカンテだけではない。いくら優秀なエンジンを積んだ高馬力の車でも、プレミアリーグという長く過酷なロードレースを走り抜くためには、それに見合ったタイヤが必要である。その点、チェルシーはリーグ屈指のタフさとパワーを誇る“両輪”を持っている。それがマルコス・アロンソとヴィクター・モーゼズの両名だ。

 3-4-2-1というシステムを敷き、「2」のアザールとペドロが中央寄りでプレーする今のチェルシーには、前輪と後輪、つまりサイドバックとウイングという概念が存在しない。その代わりに、運動量豊富なウイングバックが1人で前輪と後輪の二役を果たす。M・アロンソとモーゼズは、守っては5バックのサイドバックに、攻めては5トップのウインガーに素早くスイッチし、攻守両面で絶大なプレゼンスを発揮しているのだ。

 ウインガーからコンバートされた右のモーゼズは迫力満点のドリブル突破が際立つが、持ち前のパワーを守備でもいかんなく発揮している。バランス感覚に優れた左のM・アロンソはアザールを攻撃に専念させる役目を担うと同時に、空中戦にも強くクロスのターゲットにもなれるし、左足のFKという飛び道具も持った多才な選手だ。

 ともに開幕当初こそベンチウォーマーだったが、たゆまぬ努力で監督の信頼を勝ち取り、抜擢に応えた。そこから急激な進化を遂げ、チームのキーマンにまで成長した。ウイングバックという特殊なポジションゆえか、PFA年間ベストイレブンには残念ながら入れなかった。しかし、ダヴィド・ルイス、カンテ、アザールと並んでプレミア最強の11人に名を連ねていても異論なしの活躍ぶりは誰もが認めるところだろう。

 彼らの重要性が浮き彫りになったのは、奇しくもチェルシーが2月以降で黒星を喫した2試合だった。第30節クリスタルパレス戦(1-2)はモーゼズが負傷欠場。第33節マンチェスター・ユナイテッド戦(0-2)は両サイドとも体調不良でM・アロンソが欠場、モーゼズも100%ではなかったのだ。そのマンU戦後のチェルシーは公式戦3連勝と息を吹き返しているが、自慢の両輪がフルコンディションを取り戻したことと決して無関係ではないはずだ。

 思えば、今節の相手であるミドルズブラとの今シーズン最初の対戦で輝いたのもモーゼズだった。ジエゴ・コスタが決めた虎の子の1点で辛勝した11月の試合で、チェルシーは相手の枠内シュートをわずか1本に抑えて危なげない守備を見せた一方、攻撃陣は徹底的に守りを固めるボロに苦戦を強いられた。そんな中、何度も右サイドを切り崩してチームにリズムをもたらし、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたのがモーゼズだった。

 今回の対戦も、ミドルズブラは守ってカウンターの策を選ぶだろう。そして、目下19位で降格の崖っぷちに立たされている彼らは、マンチェスター・シティ相手にドローをもぎとった前節と同じように“窮鼠猫を噛む”を狙ってくる。そんな状況をふまえれば侮れない相手ではあるが、チェルシーが誇る「最強の両輪」がその駆動力を存分に見せつければ、決して負けることはないはずだ。

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http://www.y-yokohama.com/chelsea/

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