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ファーガソン氏が愛弟子C・ロナを改めて称賛「偉大な選手の中でもベスト」

2016.10.25

マンチェスター・U時代は師弟関係にあったファーガソン氏(右)とC・ロナウド(左) [写真]=Getty Images

 マンチェスター・Uの指揮官として27年もの長期政権を築いたアレックス・ファーガソン氏が、愛弟子であるレアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを改めて称賛した。

 ファーガソン氏はこの度、アルフレッド・ディ・ステファノ氏、フランツ・ベッケンバウアー氏、ボビー・チャールトン氏ら錚々たる面々に続き、フットボール界で偉大な功績を残した人物に与えられるヴァルター・ベンゼマン賞”(同国のスポーツ誌『Kicker』の創刊者ベンゼマン氏へのオマージュを目的として創設された賞)を受賞。

 ドイツのニュルンベルクで行われた授賞式に出席したファーガソン氏は、マンチェスター・Uでこれまで指導した選手について質問されると、C・ロナウドのストイックな姿勢がとりわけ強烈な印象として残っていることを明らかにした。

「多くの指導者は『この選手は私が育てた』と言ってのけるし、私だって同じ事を言うのは簡単だ。しかし、C・ロナウドに関しては間違ってもそうは言えない。彼は私が育てたのではなく、本人が自らを作り上げた」

「我々は彼がユナイテッドで素晴らしい活躍ができるよう、様々なツールを提供した。しかし、実際に最高の選手になれたのは、全て彼のプロフェッショナルな仕事と努力によるものだ」

 ファーガソン氏はさらに、自身の指揮官時代にクラブに栄光をもたらしてきた名選手の中でも、C・ロナウドは際立っていたとの実感を表している。

「私はポール・スコールズ、ライアン・ギグス、エリック・カントナといったファンタスティックな選手を率いる幸運に恵まれた。だが、そんな数々の偉大な選手の中でもクリスティアーノはベストだった」

 そのC・ロナウドは、今シーズンはここまで出場9試合で4ゴールと爆発力が影を潜めており、23日に行われたリーガ・エスパニョーラ第9節アスレティック・ビルバオ戦でも数度の決定機を生かせぬなど、不調や衰えが指摘されている。それだけに、いち早く本来の姿を取り戻し、思わぬタイミングで賛辞を送ってくれた恩師を改めて唸らせたいところだ。

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