7連勝を含む、公式戦12試合負けなしと好調のアーセナル [写真]=Getty Images
プレミアリーグ第9節を終えて、首位マンチェスター・Cと同勝ち点で2位につけているアーセナル。だが、同クラブのサポーターの間で11月は“魔の月”として知られ、それはデータでも実証されているようだ。イギリス紙『サン』が伝えている。
同紙によると、1996年にアーセン・ヴェンゲルが監督に就任して以来、アーセナルは11月のプレミアリーグで1試合平均1.59ポイントしか獲得していない。さらに勝率は47パーセントと、50パーセントを下回っている。一方、月別の平均勝ち点が最も高いのは、3月で2.18ポイント。これに続くのが10月の2.15ポイントであり、現在の好調ぶりはさして驚くほどのものではないようだ。
昨シーズンを振り返ってみても、昨年11月のリーグ戦の戦績は2分け1敗。ウェスト・ブロムウィッチに敗れ、トッテナムとノリッジに引き分けたことで、1試合平均勝ち点はわずか0.67ポイントだった。ちなみに、同時期に行われたチャンピオンズリーグ(CL)でも、アーセナルはバイエルン相手に1-5の大敗を喫している。
そして2年前の11月は2勝2敗で、1試合平均勝ち点は1.5に留まった。当時はスウォンジーとマンチェスター・Uに敗れたことで8位に沈み、早々に優勝争いからの脱落を強いられた。ただし例外もあり、2005-06シーズンの11月には3戦3勝をマーク。公式戦で見ても、6戦全勝とパーフェクトな結果を残したこともある。
とはいえ、11月はアーセナルに多くの負傷者が出る月としても知られている。イギリスメディア『PhysioRoom.co.uk』によれば、過去10シーズンで、11月の負傷者はのべ80人にのぼるという。その故障者リストには、イングランド代表MFジャック・ウィルシャー(現ボーンマス)やチリ代表FWアレクシス・サンチェスなどの主力選手たちが多く名を連ねている。
今年の11月は、プレミアリーグでトッテナムやマンチェスター・U、CLではパリ・サンジェルマンといった難敵との試合が続くアーセナル。“魔の11月”を乗り切ることができれば、13年間待ち続けているプレミアリーグのトロフィーも手に入れられるのかもしれない。
(記事/Footmedia)
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