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コンテ監督、すでに危うい立場に? オーナーが敗戦に激怒で会合開催か

2016.09.20

リヴァプール戦で指示を出すチェルシーのコンテ監督 [写真]=Chelsea FC via Getty Images

 チェルシーを指揮するアントニオ・コンテ監督のパフォーマンスに、オーナーであるロマン・アブラモヴィッチ氏は満足していないようだ。20日付けのイギリス紙『デイリースター』が報じている。

 コンテ監督下で開幕から3連勝と絶好のスタートを切ったチェルシーだったが、11日のプレミアリーグ第4節スウォンジー戦では2−2でドロー、16日の第5節リヴァプール戦では1−2で敗北した。ホームでリヴァプールに黒星を喫したことにアブラモビッチ氏は激怒しており、幹部を集めて話し合いの場を設けると報じられている。

 チェルシーは現在首位のマンチェスター・Cから5ポイント差の5位とまずまずの順位につけているが、リヴァプール戦が同氏のオーナー就任250戦目のプレミアリーグだったことも影響してか、パフォーマンスの低さに激昂しているという。また、84分まで指揮官が交代枠を1つも使わなかったことにも不満をいだいている模様で、最終的に3名の選手が投入されたものの、アブラモヴィッチ氏は手を打つのが遅すぎた感じているようだ。

 一方のコンテ監督も、クラブに対して一定の不満を抱いていると見られている。ターゲットにしていた何人かの選手の獲得に失敗しており、タイトル獲得に十分な戦力が揃ったとは考えていないようだ。同監督はスペイン代表FWアルバロ・モラタ(レアル・マドリード)かベルギー代表FWロメル・ルカク(エヴァートン)、そしてセネガル代表DFカリドゥ・クリバリ(ナポリ)かイタリア代表DFアレッシオ・ロマニョーリ(ミラン)の獲得を望んでいた。

 昨シーズンは10位と大きく低迷したチェルシー。立て直しを図るべく、前イタリア代表指揮官の知将コンテ監督を抜擢したが、早くもクラブ内には暗雲が立ち込めている。次戦は20日、フットボールリーグ・カップ(EFLカップ)3回戦でレスターと対戦する。

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