リーガ開幕戦は途中出場だったイスコ(中央) [写真]=Getty Images
レアル・マドリードに所属するスペイン代表MFイスコが、同クラブを退団する意向を持っていないと報じられた。同選手はユヴェントスやミランからの関心を伝えられているが、レアル・マドリードに残留する見通しのようだ。スペイン紙『アス』が23日に報じている。
報道によると、イスコはレアル・マドリードに残留する意向を示しているとともに、同クラブとの契約延長を望んでいるという。現行契約は2018年に満了を迎えるが、さらに長期の契約を希望しているようだ。
イスコは今夏の移籍市場で他クラブへ移籍する可能性を取り沙汰されてきた。今月5日付の『アス』は、レアル・マドリードが同選手を余剰戦力とみなし、放出を検討していると報道。翌日にはミランが“新プロジェクト”における中心選手に据えるべく、獲得を目指していると報じられた。さらに9日にはユヴェントスがオファーを準備し、交渉を開始する見通しとも伝えられていた。
一時は“放出候補”と見られていたイスコだが、9日に行われたUEFAスーパーカップのセビージャ戦では先発メンバーに名を連ねた。21日の第1節レアル・ソシエダ戦ではベンチスタートとなったものの、73分にピッチに立っている。ジネディーヌ・ジダン監督は「彼を売却することはない。重要な選手で、戦力にカウントしている」とコメントしており、イスコの放出を否定している。
レアル・マドリード残留が決定的となり、今後は契約延長へと話題が移っていくことになりそうだ。ただ同紙は「(交渉は)まだ初期段階」と伝えており、時間をかけて話し合いを行っていくことになると見られる。