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激戦必至のプレミアリーグ、名将5人が新シーズンへの意気込み語る

2016.08.13

(左上から時計回り)グアルディオラ、モウリーニョ、クロップ、ヴェンゲル、コンテ [写真]=Getty Images,Man Utd via Getty Images,Chelsea FC via Getty Images,Arsenal FC via Getty Images,Liverpool FC via Getty Images

 2016-17シーズンのプレミアリーグが13日に開幕する。イギリスメディア『BBC』が強豪クラブの指揮官5人のコメントを12日付で伝えた。

 今シーズンからマンチェスター・Uを率いるジョゼ・モウリーニョ監督は、他クラブの指揮官が「優勝を狙う」と明言しない状況を指摘しながら、「皆が同じように考え、優勝の2文字を口にしなくなっている。彼らはその野心を隠しつつ、言葉の上でも守備的にプレーしようとしている。だがそれは我々マンチェスター・Uのやり方ではない。マンチェスター・Uは優勝を狙っていると言わねばならない。もしかしたらできないかもしれない。シーズンの終わりにはトップ4入りすることに喜びを感じているようになるかもしれないがね」とコメントしている。

 アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、2位に終わった昨シーズンのパフォーマンスを向上させる必要性を強調しながら、「強豪クラブが新たな野心を抱いて今シーズンに臨んでいる。刺激的なシーズンになるだろうが、我々にとっては難しいものとなるだろう。新指揮官たちは興味深いが、ピッチ上でのクオリティが最も重要だ。我々が昨シーズンに2位でフィニッシュしたことを忘れてはならない。さらに一つ上にいく必要がある。この4年間で4位、3位、2位と順位を上げてきた。今シーズンはさらに進化するだけだ」とシーズンの見通しについて語っている。

 リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督は、リヴァプールを優勝候補に挙げたヴェンゲル監督に言及し、「アーセン・ヴェンゲルは賢い人だから、優勝候補に多くの名前を挙げることでスクリーンを盛り上げようとしているんだろう。言い訳を探しているわけではないが、チャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグ(EL)から遠ざかって練習する時間を増やしてもポジティブな点はないと思う。プレミアリーグに多くのビッグネーム(の指揮官)が来たことに誰もが興奮している。もし優勝という一つの目標を彼ら全員が狙うとしたら、幸運な指揮官は一人だけになる。優勝を逃した指揮官は、失敗したのか、あるいは良い仕事をしたのかを問われることになるだろう」と自身の見解を示した。

 プレミアリーグ初挑戦となるチェルシーのアントニオ・コンテ監督は「プレミアリーグは素晴らしいリーグだが、同時にタフなリーグでもある。優勝を狙う強豪クラブがひしめき、偉大な才能を持った素晴らしい選手が多くいる。どの監督も優秀なので激しい争いがあるだろうし、楽しみにしている。私の選手たちもわくわくしているよ。戦う準備はできているし、好ましい状況だ」と語り、新シーズンへの期待を明らかにしている。

 同じく初めてプレミアリーグを戦うマンチェスター・Cのジョゼップ・グアルディオラ監督は「新しいものを創造するためには時間が必要だ。攻撃の理想を創り出す時間がね。だがメンタル面については時間は必要ない。開幕戦で選手たちが良いプレーができるかはわからないが、彼らが気合いのこもったプレーをしなかったとしたら、それを受け入れることはできない。それこそが私がチームに求めていることだ。ファンもスタジアムでそれを観たいことだろう。選手たちにはサッカーの喜びを体現してプレーして欲しい」と、選手たちに魂のこもったプレーを求めている。

 開幕節では、マンチェスター・Uがボーンマスと、アーセナルリヴァプールと、チェルシーはウェストハムと、マンチェスター・Cはサンダーランドと対戦する。

By サッカーキング編集部

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