先制点を挙げて喜ぶDFケーヒル(一番左) [写真]=Getty Images
インターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)2016のアメリカ・ヨーロッパラウンドが27日に行われ、チェルシーとリヴァプールが対戦した。
ともに今大会の初戦に臨んだ両チーム。チェルシーは主将の元イングランド代表DFジョン・テリー、スペイン代表MFセスク・ファブレガス、ブラジル代表MFウィリアンらがスタメンに名を連ねた。一方、今夏に新加入のベルギー代表FWミヒー・バチュアイ、フランス代表MFエンゴロ・カンテは揃って先発メンバーから外れている。
対するリヴァプールは、ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョや同FWロベルト・フィルミーノらが先発。また、新加入のセネガル代表FWサディオ・マネ、ドイツ人GKロリス・カリウス、エストニア代表DFラグナル・クラヴァンがスタメン入りを果たした。
試合は開始10分に動く。チェルシーは左CKからセスクが右足でクロスを供給。ファーサイドで相手DFに競り勝ったガリー・ケーヒルが頭で合わせ、先制点をもたらした。
出鼻をくじかれたリヴァプールは21分、左サイドで獲得したフリーキックをコウチーニョが右足で強烈なシュート。ボールは枠を捉えたが、GKアスミル・ベゴヴィッチが弾き出した。35分にはフィルミーノがゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定で得点は認められず。前半はこのままチェルシーの1点リードで折り返す。
リヴァプールは後半の頭からアダム・ララーナ、64分には同時に6人の選手を入れ替えて、大きくメンバーを変更した。一方のチェルシーも、67分にバチュアイ、ペドロ、フアン・クアドラードと攻撃的な選手をピッチに送り込んだ。
70分、1点をリードするチェルシーは、残り時間を10人で戦うことを強いられる。セスクがクラヴァンに対して足の裏を見せながら、危険なスライディングタックル。レッドカードが提示され、一発退場を命じられた。
その後はチェルシーが堅い守備で得点を許さず、そのまま1-0で勝利。敗れたリヴァプールはプレシーズンマッチでは負けなしの4連勝中だったが、初の黒星を喫した。
次戦、チェルシーは30日にレアル・マドリードと、リヴァプールは同日に日本代表FW本田圭佑が所属するミランと対戦する。
【得点者】
1-0 10分 ガリー・ケーヒル(チェルシー)
By サッカーキング編集部
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